施工管理職に転職!求人内容から見破る会社の実態

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施工管理職で転職を考えたことはありませんか?

今回は、「入社してからブラック企業だったと気付いた」「思っていた仕事内容と違っていた」などの失敗をしないためにも、施工管理の転職で知っておきたい転職成功のコツをご紹介します。

求人票の内容から読み解くブラック企業診断のコツや、有利になる資格、おすすめ求人サイトまで転職成功に役立つ情報をお届けします。

目次

施工管理職の求人、募集されている仕事内容とは?

「施工管理職」と言っても、募集されている仕事の内容は勤務先によってさまざまあります。
まずは業種ごとの主な仕事内容から、気になる収入まで詳しく見ていきましょう。

◆施工管理の転職先にはさまざまな業界がある


【ディベロッパー・不動産管理会社】
ディベロッパーや自社物件を持つ企業、不動産管理会社などでは、改修工事に関わる施工管理を積極的に募集しています。

省エネ対応の設備改修や、不動産価値を高めるための改修、耐震工事や修繕工事といった案件が増加傾向にあるのが現状です。

仕事の内容としては、担当する物件の改修や修繕工事が必要かどうかの判断から、工事計画、現場監督までを任されます。

安定企業で福利厚生が充実していることが多く、将来性も見込めます。

しかし、仕事の内容としては新規の工事よりも改修工事の方が多い傾向にあり、新規の案件に携わりたい人には不向きの業種かもしれません。

【プラント】
発電所や水処理施設、ゴミ処理施設、再生可能エネルギーといった社会インフラは、現在更新のタイミングを迎えているため、プラントメーカーやプラントエンジニアリング会社では求人数が増加傾向にあります。

社会インフラに関わる改修工事のため、大規模な案件に携わることができる反面、幅広い工事に携わることができません。

しかし、安定した業種で社会貢献度も高く、さらに海外の案件にチャレンジできる可能性もあります。

【メーカー】
食品や医療、石油、機械といったメーカーなどの工場の新設や改修工事の施工管理職もあります。

インフラなどと比較すると案件の規模は小さくなるかもしれませんが、どんなものを製造する工場かによって使う資材や設計が変わるため、高い知識が必要になります。

案件ごとに内容が異なるため、インフラの改修などとはまた違ったやりがいを感じることができます。

【ハウスメーカー】
戸建てやマンションなどの住宅に関わる施工管理職は、全国で募集されています。
新築だけではなく中古物件のリノベーション工事もあり、今後も安定している業種と言えます。

施主とコミュニケーションを取って要望を取り入れていくため、規模は大きくはありませんが直接感謝の言葉をもらうこともやりがいの一つになります。

【スーパーゼネコン】
スーパーゼネコンや準大手のゼネコンでは新卒採用がメインでしたが、最近では中途採用にも力を入れています。

大型案件が増え、経験もスキルも高い即戦力となる人材の募集が増えています。
幅広く大規模な案件に携わることができ、転職を機に収入アップを目指すこともできます。

転勤や出張も増えるため、やりがいはあるけど忙しくなることが予想されます。

【地場ゼネコン、地域限定の準大手ゼネコン】
工事の案件増加に伴い、地場ゼネコンでも中途採用が増加傾向にあります。
一部のゼネコンや準大手ゼネコンでは地域限定での採用も募集しており、転勤なしで働きたい方におすすめです。

採用ニーズが高まっているから転職を機に収入アップを目指すことも可能です。
ただし地方になると大規模な案件も少なく、また正社員での採用が少ない場合もあるので注意が必要です。

業種によって携わる案件や規模が異なるため、転職を考える際には業種を絞り込んでおくことが重要です。

◆地域や現場によって違う施工管理職の年収


【施工管理の平均年収】
次に、気になる年収について詳しく見ていきましょう。
施工管理職には正社員からアルバイトまでさまざまな雇用形態があります。

国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」によると、建設業の正社員の平均年収は502万円となっており、全体平均年収の440万円を上回っています。

しかし施工管理の年収は勤務地や企業規模、業種によって異なるため、求人の年収は338万円~880万円とかなり給与の幅が広くなっています。

地域別では、平均年収が高い地域は関東エリアで、最も低い秋田県と比べると133万円の差があります。

業種別では、石油や天然ガスなどの工事を手掛ける施工管理職が650万円と最も平均年収が高く、外壁や解体工事などの現場での施工管理職の平均年収は全体平均を下回っています。

また保有資格が1級施工管理技士か2級施工管理技士かによっても年収は異なります。

一方、正社員に比べて派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用では、派遣社員では年収373万円、アルバイトでは208万円ほどとなっています。

雇用形態はもちろん、関わる工事の内容や地域によって収入に差が出るため、転職の際には求人内容をよく確認することをおすすめします。

施工管理職の転職で、有利になる資格を取っておこう

転職活動中の男性

施行管理職の転職が有利になる施工管理技士の資格は取っておきたいところではないでしょうか。
ここでは施工管理技士の資格が転職に役立つ理由や、転職でアピールできる経験を見ていきましょう。

◆転職を有利にすすめるため、取っておきたい施工管理技士の資格

【どんな資格?】
施工管理技士は受験するためには実務経験が必要です。
そのため、資格保有者の数がまだまだ少なく、転職市場でも資格保有者は優遇される傾向にあります。

2級でももちろん優遇されますが、上位となる1級の資格を持っていれば、さらに転職は有利になります。

公共工事などの場合、企業内に1級施工管理技士が在籍していると会社の審査に点数が加算されるため、1級資格保有者を求める企業は少なくありません。

また1級と2級では扱える工事の規模も異なります。
1級に制限はありませんが、2級では請負金額が4000万円(建築一式工事の場合は6000万円)までの工事しか扱うことができないため、2級よりは1級の方が有利になります。

ただし戸建てやマンションの新築、リノベーションを扱う場合は、2級でも差支えはないでしょう。

どんな工事に携わるのかによっても、1級まで取るのか、判断がわかれます。

【資格の難易度】
次に、1級と2級の試験の難易度を見ていきましょう。

1級の学科試験の平均合格率は44%、実地試験は39.7%となっており、全体として40%程度、半分以下となっています。

1級は出題範囲が広いため、難易度が高めになっています。

2級施工管理技士では、学科の平均合格率は45.4%と1級に比べて高くなっています。
しかし実地試験の平均合格率は32.8%と1級よりも低くなっています。

これは実務経験の少ない受験者が多いからと推察することができます。

2級も広い出題範囲になっていますが、1級に比べると少し浅い問題のため広く浅く勉強することが望ましいと言えます。

◆施工管理職で採用されやすくなる経験やスキルは?


ここでは、採用の確率を上げてくれる経験やスキルを見ていきましょう。

・豊富な現場経験
施工管理職は資格に加えて現場での実務経験があれば、転職でかなり有利になります。
また施工管理職だけではなく、別の業種で活躍できる可能性もあります。

・コミュニケーション能力
円滑に業務を進めるため、施工管理技士は現場で多くの作業員やスタッフと信頼関係を築く必要があります。

そこで培った高いコミュニケーション能力は、転職でも役に立つスキルのひとつになります。

・リーダーシップ
工事の規模が大きくなればなるほど、多くの人を束ねるスキルも必要になります。
工事の完成に向けてリーダーシップを発揮できる人は、転職市場でも価値が高くなると言えます。

求人票でわかる、施工管理職のブラック企業診断

求人検索イメージ

転職に成功しても、過酷な建設現場や土木系の企業で「ブラック企業だった」という可能性もゼロではありません。

ここでは、求人票をじっくり見ることでわかるブラック企業の特徴を見ていきましょう。

◆そもそもブラック企業とは?特徴をご紹介

昨今、たびたび問題になっているブラック企業に明確な定義はありません。
しかし、厚生労働省の「確かめよう労働条件」にはブラック企業の一般的な特徴が掲載されています。

・労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
・賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
・このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

度を越した長時間労働やノルマ、残業手当や給料の未払い、ハラスメントの多い企業の総称と言えます。

◆じっくり見ると共通しているブラック企業の求人票


次に、求人票でのブラック企業の見分け方を見ていきましょう。

・曖昧な表現が多い
仕事内容や企業情報とは関係のない「夢」「成長」などといった曖昧な表現が多い求人は要注意です。

もちろん目標や成長意欲はキャリアアップに不可欠な要素ですが、しっかりと業務や待遇面をチェックすることが重要です。

・不自然な大量募集
長期間募集していたり常に大量に募集をしている場合は、離職率の高い可能性があるため注意が必要です。

事業の拡大や支店が増えるといった理由が明確であれば、逆に将来性のある企業であることが見込まれますが、明らかな事業拡大も募集理由もないのに大量採用をしている場合はブラック企業の可能性があると考えてください。

・高すぎる給与
年収はもちろん高い方が望ましいかもしれませんが、施工管理技士としての平均給与を大幅に超える額が提示されている場合は、労働条件が厳しかったり入社後の昇給がないなど、何か理由があると考えておきましょう。

ただし、ここで上げた例もケースバイケースです。

こういう表現は要注意だと知っておいて、気になる場合はさらに評判サイトなどで調べていくことをおすすめします。

▼合わせて読みたい!
施工管理転職を有利に進めたい!取得すべき資格の条件、難易度は?
施工管理技士の仕事とは?求人に応募する前に知っておきたいこと

転職を決めたらチェックしておきたい、施工管理職にオススメの求人サイト

企業先をチェックする人

施工管理職は業界自体が大きく、職種や業界に特化した求人サイトが多数あります。

自分に合うサイトを選ぶこと、また自分で探すのが難しい場合は転職エージェントを活用することが転職成功への近道になります。

ここでは施工管理職におすすめの求人サイト・転職エージェントをご紹介します。

◆建築、建設業界に強いチェックしておきたい転職サイト

・フリーランチ
キャリアカウンセラーが一級建築士や建設業界の実務経験者で、求人の紹介だけではなくキャリアの相談もできます。

他社とは異なり、相談料がかかりますが、その分希望なども伝えやすいでしょう。
また正社員だけではなく派遣やフリーランスといった幅広い働き方にも対応してくれます。

・施工管理求人.jp
転職支援はもちろん、ワークライフバランスや収入への不満などの改善にも取り組んでいる人材紹介会社で、120~150%の年収アップの実績があります。

面談もオフィスではなく行きやすいターミナル駅付近のため、働きながら転職活動のしやすいサイトです。

・A-worker
建築設計事務所に特化し、建築設計職ごとの検索が可能です。

採用担当者と直接チャットで事前に質問することができ、入社後のミスマッチを減らすことができる可能性があります。

◆転職エージェントなら自分の希望にマッチした求人をみつけやすい


次に、転職に慣れていない人におすすめなのが、希望条件や相談に乗ってくれ、ぴったりの企業を紹介してくれる転職エージェントです。

・アーキテクトエージェンシー
大手企業から中小企業まで、またさまざまな労働形態の案件を紹介してもらうことができます。

また建築業界で働く人向けの講習会や、建築に関する雑誌やサイトなど転職以外の情報も扱っています。

専属のエージェントが担当についてくれるので、相談もしやすいエージェントです。

・施工管理求人ナビ
施工管理がメインのサイトですが、営業や事務などの職種も掲載されています。

相談や求人の紹介をしてくれるマッチング担当と、入社後のフォローをしてくれるサポート担当の2つの部門が入社前から後までしっかり支援してくれます。

・建設・設備求人データベース
大手ゼネコンやサブコンの求人もあり、特に施工管理や監理技術者、設計監理などの職種が豊富です。

無資格でも応募できる求人も多数掲載されており、働きながら資格取得を目指す人にもおすすめのサイトです。

求人サイトや転職支援のあるサイトなど、複数活用しながら情報収集をすることが転職成功へのカギとなります。

▼合わせて読みたい!
施工管理の転職で企業選びに迷ったら見るべき口コミサイトと活用法
施工管理の転職を成功させる!おすすめの時期や転職サイトを解説

まとめ

施工管理に転職した人たち

施工管理職で転職を成功させるなら、自分がどういう内容の仕事に携わりたいのかを明確にしておくことが重要です。

職種を絞り込んだ上で、取得しておくとよい資格や求められるスキルがわかります。

転職市場や企業の求人内容をしっかりと精査し、自分にあった条件の企業を選ぶことで入社後のミスマッチを防ぐことができます。

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