施工管理技士の仕事とは?求人に応募する前に知っておきたいこと

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施工管理の仕事に就く人

施工管理は工事計画から人員、スケジュールの管理までこなす工事現場の責任者です。

取扱う工事分野への知識、また現場作業員としての経験・知識があれば無資格でも就業できるので、転職候補先の一つとして求人を探している人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、施工管理の仕事内容や混同されやすい現場監督との違い、求人選びの軸とすべきポイントまで、アラフォー以上の世代向けの転職サイト「FROM40」が解説。

あなたにあった会社、施工管理求人の選び出しに役立つ情報をまとめて紹介するので、施工管理への転職を検討中なら最後までしっかり読んでくださいね。

目次

40代50代におすすめの転職サービス

40代50代におすすめの転職サービスを紹介します。

サービスによって求人の内容が異なりますので、様々な転職サービスに登録することをおすすめします。
良い求人が見つからなかった、紹介されなかった場合はすぐに退会しても問題ありません。


こんな方に
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施工管理の仕事内容とは?

施工管理の仕事内容 イメージ

自分に合った会社、求人の選び方の前に、まずは施工管理という職種について理解を深めていきましょう。

◆施工管理の仕事、その役割と現場監督との違いとは?

工事現場ではさまざまな立場、関係会社の人が一緒に働いていますが、なかでも施工管理と現場監督は混同されやすいことで知られていますよね。

実際のところ、施工管理と現場監督の仕事内容に明確な違いはありません。

どちらも責任者として資材や人員の調達、管理、近隣住民や関係機関との交渉まで行うという点では、呼び方が異なる同じ職種と言えます。

なお、会社によっては施工管理と現場監督を別々に配置し、施工管理の担当業務のうち事務仕事を施工管理に、現場仕事を現場監督に任せているケースもあるようです。

また、その人材が持っている資格の違いにより、施工管理と現場監督にそれぞれ線引きしていることもあります。

持っていると「施工管理」と分類されやすい資格 土木、建築、管工事、電気工事、電気通信工事、造園施工、建設機械の各分野の「施工管理技士資格」
持っていると「現場監督」と分類されやすい資格 規模により、工事現場への配置が義務付けられている「主任技術者」または「管理技術者」


施工管理の求人を探すなら、施工管理と現場監督両方の職種で検索すると良いでしょう。

【合わせて読みたい】
施工管理転職を有利に進めたい!取得すべき資格の条件、難易度は?
施工管理の仕事に役立つ資格はコレ!おすすめ求人サイト5選

◆施工管理で特に重要な仕事は4つ
施工管理の仕事は大きく工程管理、原価管理、品質管理、安全管理の4つに分類できます。

以下からは「4大管理」とも呼ばれる施工管理の業務を、それぞれ理解していきましょう。

《1》工程管理 ・定められた納期から逆算し、工事全体のスケジュール管理を行う
・工事の進み具合、重要な作業の日程調整、必要に応じた人員の補填などを含む
・天候の都合や、予期せぬ理由から工事が遅延した場合には、対応策を立案する
・期日にクライアントへ引き渡すことは絶対事項なので、最も大切な管理業務と言える
《2》原価管理 ・工事のために確保された一定額の予算を、バランス良く管理する
・求められる工事品質を達成するための資材や職人の確保、自社への利益を確保を前提とした管理
・仕入れる資材の質と価格に関する知識、人材の採用・管理の経験を必要とする
・クライアントというよりは自社の利益に直結する業務である
《3》品質管理 ・工事の品質を関係各社に対し、求められる工事品質を確保できる質の材料の調達、施工方法の指示などを行う
・クライアントが求める工事品質になるよう、すべての資材や施工方法選択の責任を負う
・品質証明のため、たしかに指示した材料や施工法で工事が行われたことの証拠として、現場写真を撮影するのも業務のうち
《4》安全管理 ・工事終了までの間、かかわる人員に事故、ケガが起きないよう管理する
・作業員と出入り業者が安心して工事を進められるよう、常に現場を確認してまわる
・具体的には高所の手すりの設置、危険物の取扱管理、またそのための点検など


4つの業務をすべてこなせるだけの知識・経験があって初めて、施工管理としての責任を全うできるものと理解しましょう。

施工管理の仕事、どんなやりがいや魅力がある?

やりがいと大変さの対比

工事そのものの品質だけでなく、そこで一緒に働く人達の安全管理まで担わなければならない施工管理は、はっきり言って大変な仕事です。

しかし、それでも世の中には施工管理として活躍している人がたくさんいます。

彼ら・彼女らは何をやりがいと感じ、施工管理として働いているのでしょうか。
以下からは施工管理という仕事の魅力を、2つの大きなやりがいから探っていきます。

◆施工管理のやりがい【1】自分が全ての司令塔に
工事現場の全責任を負う立場ということは、言い換えれば、預かった現場内のすべての事柄に対し、自身が指揮権を持っているということになります。

自分の指示や決断によって大勢の人が動き、地図に載るような大きな建築物・構造物が出来上がっていく様子は圧巻です。

自社に上司や役職者がいるとしても、たくさんの人が働く職場において「自分が司令塔になれる」というのは、施工管理の大きなやりがいと言えるでしょう。

しかし、自身の決断で多くの人を動かし仕事を成し遂げようと思うと、指示に従ってもらえるだけの信頼関係を同僚と築かなければなりません。

このため施工管理として働くには、4大管理を行えるだけの緻密さと正確さ以外に、コミュニケーション能力も必須だと言われているのです。

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施工管理への転職!適性ある女性の特徴と利用すべき求人サイトは?

◆施工管理のやりがい【2】重い責任、だから達成感がある
責任の大きさ以外に施工管理の仕事を大変にしているのは、業務範囲が広く工事以外にも業務時間をとられるという事実です。

先述した4大管理のうち、工程管理と人員管理は工事現場の稼働に直結する業務ですが、品質管理と予算管理は円滑に工事を進めるために必要な業務と言えます。

つまり施工管理は、資材の手配や確認、予算からの利益の捻出、関係各所への指示・交渉・事務仕事に至るまで、工事を行うための補助的な業務も一手に担っているのです。

自分と自分の会社、そして関わる人員・関係会社すべてに利益があるように考え、工事を進めなければならない。

いわば施工管理は、現場という組織を預かる経営者のようなもの。そう考えると責任が重く、業務範囲が広くて大変なのもうなずけます。

しかし大変なことが多いほど、竣工したときの喜びや達成感も大きくなります。

責任の重さ、仕事の大変さゆえの達成感の大きさも、間違いなく施工管理の多大なやりがいの源となっているのでしょう。

【大変な施工管理の仕事…どんな人が向いているの?】
以下の特徴に当てはまる項目が多い人ほど、施工管理の適性があると言えます。

・体力にも精神力にも自信がある体育会系で、リーダーシップのある人
・ポジティブ思考で、急な工程変更にもへこたれず、目標に向け努力できる人
・物腰が柔らかくて周囲との調和を大事にし、確かな知識と根拠で意見を言える人
・一見リーダーシップがあるようには見えないが、周囲から何か頼りにされる人
・データ収集や写真撮影、図面作成など工事に必要な細かい作業が得意な人
・真面目で記憶力が良く、日々知識や周囲との信頼を積み重ねていける人



施工管理の仕事、年収やキャリアアップに必要なこと

施工管理のキャリアアップに必要なものとは

責任の分、やりがいも大きな施工管理の仕事。転職し、活躍し続けるにはどのようなキャリアプランを描くのが良いのでしょうか。

ここでは施工管理のキャリアプラン構築に役立つ資格や、需要のある業界・企業などの情報を紹介していきます。

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◆施工管理職でキャリアアップするには資格取得がオススメ
施工管理にとってメインの就業先となる建築・建設業界では、「資格社会」とも呼ばれるほど資格の有無が採用や昇進・昇給を左右します。

施工管理として長く働いていきたいならば、関連資格を取っておいて損はありません。

まずは2級・1級の受験資格を満たし、先述の施工管理技士資格の取得をめざしましょう。

《2級施工管理技士資格の受験について》

試験内容 ・学科試験と実地試験から成る
・各分野に特化した法令や、施工管理についての知識を問われる
受験資格 ・学科は17歳以上なら誰でも受けられる
・実地試験は、各分野・最終学歴に応じた年数分、実務経験を積めば受験可能


《1級施工管理技士資格の受験について》

試験内容 ・学科試験と実地試験から成る
・試験問題の専門性が、2級に比べ高くなる
受験資格 ・学科、実地ともに、受験には分野や最終学歴に応じた年数の実務経験が必要


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40代、未経験で施工管理になるには?転職成功に必要なものを解説

2級施工管理技士資格を取得すれば、4,000万円以下の工事施工に配置が必要な「主任技術者」となることができます。

また、1級施工管理技士資格を取得すれば建築一式で6,000万円以上の大規模工事を行う際に必要な「管理技術者」にもなれます。

1級施工管理技士になれば、ほぼどのような規模の工事にも施工管理技士として携われるようになり、仕事の幅がぐっと広がるのです。

その分、会社からの評価アップや資格手当がつくことで、年収の増額や昇進も狙えるようになるでしょう。

《他の関連資格取得で、キャリアの幅はもっと広がる》
施工管理と関連性が強く、取得によりキャリアの選択肢が広がる資格としては以下が挙げられます。

・1級建築士
・木造建築士
・測量士
・管理技術者
・労働安全コンサルタント


資格取得を通して得た複数分野の専門知識、経験を掛け合わせることにより、あなたの人材としての価値はどんどん高まっていきます。

60代になったときにどんな働き方をしていたいか、どれくらい稼ぎたいかも検討材料にしながら、働きつつ計画的に各種資格を取得してくださいね。

◆施工管理が活躍できる状況や現場とは
有資格者の施工管理が活躍できる企業・業界としては、以下が挙げられます。

・建設会社
各分野の建設工事の完成を請け負う会社。地元密着の中小規模のものから、1,000人以上の従業員数を誇るものまで、さまざまな企業がある。

・内装施工会社
主に屋内の塗装や壁・壁紙の設置、張替え、床工事など、屋内設備の工事を請け負う会社。
建築を始め電気工事、管工事、電気通信工事まで、幅広い分野の施工管理技士に需要がある。

・ゼネコン
別名「総合建設業」「総合工事業」。クライアントから工事を一式で請け負って案件を統括し、内容に応じ各分野の工事施工会社へ工事を依頼する。

鹿島建設や竹中工務店、大成建設など著名な建設会社が大手ゼネコンに該当し、準大手から中堅まで、さまざまな規模の会社がある。

なお所属する企業が大手であるほど、大規模な案件に携われる可能性が高くなります。

施工管理として、より大きな仕事を成し遂げたいと思うなら、資格取得と合わせて幅広い企業・業界に目を向け、大規模事業所への転職成功もめざしましょう。

施工管理に応募、求人票でチェックしておく内容

求人票のチェックポイント イメージ

企業が出している求人情報からは、職種や業務内容、事業規模などの基本的な情報の他に、仕事や従業員への企業の考え方など、さまざまな情報を読み取れます。

以下からはブラック企業への入社や、後悔するような施工管理転職を避けるために知っておくべき求人情報のチェックポイントを紹介していきます。

◆求人情報の見方とチェックしておくべきポイントとは
業務内容以外に、求人票で必ずチェックしておくべき項目は勤務時間、年間休日数、給与、保険、応募条件、備考欄の6つです。

それぞれの項目の重要性や、書いていることから読み取れる情報について、以下で見ていきましょう。

《1》残業や勤務時間の項目
施工管理は、その重い責任と幅広い業務に携わることから、労働時間が長くなりがちです。
しかし法律上、労働者に強いて良い残業時間の上限は以下のように決められています。

【法律で定められている、残業時間の上限】
・1か月あたり、45時間まで
・年間で360時間まで


違法と知りながら、上記以上の残業時間数を堂々と求人票に書く企業は少ないかもしれませんが、これに近い数値を掲載する会社への応募は避けるべきでしょう。

《2》年間休日数の項目
労働基準法で定められている年間休日数の最低ラインは105日。
これを12か月で割ると、1か月あたり8.75日。週休2日は確保できますが、祝日や年末年始も休むのは難しそうですね。

一方で厚生労働省が行った「平成31年就労条件総合調査の概況」によると、企業が設定する年間休日数の平均日数は114.7日でした。

施工管理の求人票を見るときは、ひとまず平均の114日以上の年間休日数を保障しているかを基準に休日・休暇の実態をチェックしましょう。

《3》給与額、給与形態の項目
求人票を見るときは給与形態と給与の総支給額両方を確認し、税金・保険費用を差し引いた手取り額を計算する必要があります。

一般的に、給与額から差し引かれる税金・保険などの費用は総額の2割程度。
あなたの手元にのこる8割の給与額があなたの生活にとって十分か、また納得できる金額かを、応募するか否かの検討材料にしましょう。

【残業代のごまかしに役立つ、以下記載に注意】
残業時間と残業代の算定・支払い方法を表す以下3つの制度は、いずれも会社が規定する一定時間の残業時間を加味して残業代を加算し、給与として支払うものです。

・みなし残業代
・固定残業代
・裁量労働制


しかし固定、みなし分を超えた時間の残業を行った場合、追加分の残業手当は支払わないという違法な企業も見られます。

給与形態のチェック時は、残業代に関する規定もしっかり確認しましょう。



《4》加入保険の有無、種類の項目
各種保険制度のうち以下4つは、会社側から常時雇用する全従業員に用意し、原則加入させるべきものと法律で決められています。

・雇用保険
・労災保険
・健康保険
・条件付き


雇用形態や会社の規模により免除される場合もありますが、入社にあたり、これらの4つの保険を用意することを求人に明示していない会社は要注意です。

《5》求人に応募するための条件の項目
この項目からは、今回の採用にあたり設定した「理想の人材像」を探ることができます。

あなたが「応募資格」に記載された条件を満たせば、最低条件はクリア。さらに「歓迎条件」に当てはまる項目が多いほど、マッチング度の高い求人ということになります。

なお、若年者育成の観点から35歳以下の応募に対象を絞っている求人もありますが、40代の採用が可能なケースもあります。応募資格を満たしていれば、問い合わせる価値ありです。

《6》その他の事柄が書かれている備考欄
ここでは他の項目で書ききれなかった、または他の項目に当てはまらない重要情報が記載されているケースが多いです。

例えばその会社の社風や強み、応募者に知っておいて欲しい社内制度や福利厚生など、求人の他項目からは伝えられない魅力を書いていることもあります。

あなたに合う会社かどうかを判断する重要材料となるので、是非とも確認しましょう。

◆施工管理に転職、ブラック企業の見分け方
転職先を探す際、応募を避けるべきブラック企業の特徴には以下が挙げられます。

【ブラック企業の特徴】
・給与の提示額が、他者に比べ異様に高いまたは低い
・給与額そのものは十分だが、固定給が非常に少なく手当てがやたら多い
・毎月の給与以外に賞与を少しももらえない、または一切記載がない
・求人内容は良いのに、インターネット上にひどい口コミが多数ある
・面接当日に採用を決め「いつから来られるか」と強めに聞かれる



自分で納得できるまで、応募前・面接時の各タイミングでしっかりリサーチをし、ブラック企業への転職を回避しましょう。

まとめ

夕暮れのなかに浮かぶ施工管理の職場

人生100年時代と言われる近年、30代・40代・50代で転職して終わりではありません。

70~80代になるまで働き、さらに十分な収入を得ようと思うと、60代までに経験と実績を積み、高い給与を得られる人材になっておく必要があります。

長年の実務経験と、施工管理技士など関連国家資格を複数持っている施工管理は、年齢を重ねても各現場・会社から重宝される人材となれます。

過去のキャリアの棚卸や将来のためのキャリアプラン構築、そして十分な下調べを経て、施工管理の求人探しと転職を成功させましょう。

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