大型ドライバーへの転職成功に役立つ!優良な運送会社の見分け方

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大型ドライバーは、大型自動車免許があれば年齢にかかわらず挑戦できる職種です。

このため小型・中型ドライバー経験者のステップアップ先として、また未経験からの資格取得と転職成功をめざす40代からも、人気の職業なのです。

今回は、大型ドライバーへの転職成功をめざす40代のために、アラフォー以上歓迎求人を扱う「FROM40」が優良な運送会社の見分け方をご紹介。

求人内容、実際に面接に出向いた際に垣間見える会社の様子など、複数の視点からまともな労働環境が整った運送会社を見極めるためのチェックポイントを解説します。

40代の転職は、自分や家族の生活のためにも絶対失敗したくないもの。
ブラック企業を避け、優良な運送会社だけに絞って効率的な転職活動を進められるよう、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

目次

【見分け方1】求人&会社の様子から「トラックの洗車状況」を確認

洗車をする大型ドライバー

優良な運送会社を見極めるうえで、まず確認してほしいのが、その会社が保有するトラックの洗車状況です。

洗車状況は、その会社で働くドライバーが勤務中にどれくらいの時間的・精神的余裕を持っているか、また会社の業務への考え方を知る目安となります。

具体的には、以下の条件を満たしている運送会社は優良と考えられるでしょう。

・すべてのトラックが、頻繁に洗車されているなと感じられるくらいきれい
・会社が保有するトラック全体に、目だった傷や汚れが見られなかった
・面接に行ったとき、駐車場でトラックを洗車している従業員を見ることができた
・会社側が提示する業務内容のなかに、出発前の洗車が含まれている



一方で、トラックに以下のような特徴が見られる運送会社は要注意です。

・会社が保有するトラックが全体的にボロボロで、傷などが放置されている
・一部のトラックのみ、洗車された形跡や派手な装飾が見られる
・タイヤ付近の泥はねや、窓ガラスの水垢など、パッと見ても汚れが目立つ
・面接に行ったとき、駐車場でトラックを洗車している従業員を見なかった
・業務説明や従業員の様子から、洗車業務に重きを置いていないことがわかる



◆洗車状況から、なぜ業務への考え方や従業員の労働環境がわかるの?
運送会社にとって、社名をのせて走るトラックは会社の顔です。
社名入りのトラックは、荷物を配送するなかで周囲に自社名や自社の仕事への姿勢を知らせてまわっている広告塔とも取れます。

その会社の顔を汚れたままにしておくのは、取引先や道行く人に「仕事への姿勢が雑」「だらしない」という印象を与えかねません。

また、出発前に洗車する時間を取れないという状況は、それだけ従業員であるドライバーがひっ迫した状況で働いていることを示唆しています。

洗車する時間もないほど、時間的にも精神的にも追い詰められて日々働いている可能性が感じられるのです。

◆トラックの洗車状況は求人&面接、口コミから知ることができる
運送会社が保有するトラックの洗車状況は、求人に掲載されている写真や業務内容、面接時に見た駐車場の様子、ネット上の口コミをもとに推測しましょう。

ただ、求人には実際に保有する車とは異なるイメージ写真が掲載されていたり、理想的な業務内容のみを掲載している悪意のある企業もあります。

例えば、魅力的な求人情報が掲載されているのに口コミに「あそこのトラックはいつも汚れている」「洗車しているのを見たことがない」などと書かれている場合は要注意です。

できれば求人上の写真・文面を鵜呑みにせず、自分の目で見たり、リサーチした情報を頼りに判断してください。

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【見分け方2】求人&設備説明から「事故への備え・車両設備」を確認

大型トラックの設備、機能イメージ

洗車状況の他にもう一つ、運送会社のトラックについて確認しておきたいのが、どんな機能や設備を持つトラックを保有しているかという点です。

◆なぜ、トラックの機能や設備が優良な運送会社を見分ける基準になるの?
運送会社にとって最大の損失は、自社のトラックに乗って業務中の従業員に事故を起こされることです。

荷主は、事故で大切な荷物にダメージを与えたり、時間通りの配送ができない運送会社には、荷物を預けてくれません。

運送会社にとって事故は、自社の経営状況に直結する深刻なリスクなのです。このため、まともな運送会社なら、事故防止のためにさまざまな対策を講じます。

その一つが、車両の機能や設備の拡充です。
近年では事故防止のため、運送会社が自社のトラックに以下のような安全装置を搭載するのが一般的になっています。

ドライブレコーダー 車載カメラのこと。「ドラレコ」とも呼ばれる。車の前方・後方に設置すれば、自分の車の前後の状況を記録してくれる。車内に向けて設置すれば、ドライバーの様子も記録できる。
バックモニター 安全にバック、縦列駐車ができるよう車後方の様子をドライバーに向けて映し出してくれるカメラとモニターのこと。バックギアを入れると自動的に起動する。
デジタルタコグラフ 運転した距離や速度、時間をメモリーカードなどに記録してくれる装置。デジタル式の運行記録計で、主に運送会社ドライバーの労働管理のために使われる。
ドライバーモニター わき見、居眠りなどの危険な状態でドライバーが運転をしていないか記録し、警告を発する装置。
ふらつき警報器 蛇行運転など、安全上の危険が大きい運転操作をした際に作動する警報装置。ハンドル操作のふらつき具合が急激に高くなると警報音を発する。
ブレーキサポート センサーで前方の人や車を感知し、早めのブレーキ操作を音声案内で促したり、自動でブレーキが作動するもの。


上記のような車両設備は、比較的新しいトラックには標準装備されています。

経営的に余裕があり、定期的に新車を購入して古いものと入れ替えができるような運送会社であれば、上記を標準搭載したトラックを保有しているでしょう。

ただ、上記の車両設備には後付けで搭載できるものもあります。

新車を購入するまでの費用は確保できないけれど、自社の利益と従業員の安全のため、後付けできる範囲で安全対策をとっている運送会社も多いです。

目安として、4トン以上の中型・大型トラックにバックモニターを搭載していない運送会社は、よほど経営的に余裕がないか安全管理への意識が低いと考えられます。

求人や、面接担当者の話す労働環境・車両設備の情報から、乗務するトラックにどの程度の設備が搭載されているのか確認しましょう。

不安であれば、面接時にトラック内部を見せてもらえるよう頼んでも構いません。

きちんとした事故防止、安全対策をしている運送会社であれば、すべてのトラックが出払っていない限り実物を見せてくれるはずです。

《事故対策と合わせ、環境に配慮した車両があればベター》
近年、地球温暖化を改善するための取り組みの一環として、排気ガスの排出量が少ないトラックも開発されています。

経営的に余裕のある運送会社であれば、安全装置とともに環境性能も高い新型のトラックを導入しているでしょう。

トラックの設備を見るときは、事故防止と合わせ環境問題への配慮の有無を見るのも、その会社の経営状況や考え方を知るための参考になりますよ。

【とにかく新車がたくさんあれば優良、というわけではない!】
当然ですが、新車購入には相当な費用がかかります。このため、新車導入の有無は運送会社の経営状況を推し量る目安になる、とお伝えしてきました。

しかしなかには、従業員の利益を削って新車を購入する車オタクの経営者もいます。

新車があることをことさらにアピールしているのに、従業員が疲弊しているように見えたり、口コミの悪い運送会社はブラック企業の可能性があります。



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運転好き40代に一生ものの仕事を!大型ドライバーへの転職を解説

◆「実務経験者」「中途採用」を積極的にしている会社は要注目
事故を起こしたことのない、優良なドライバーを採用することも、運送会社にとっての有効的な事故防止策となります。

このため、高い給与を支払ってでも実務経験のある優秀な大型ドライバーを雇用しようとする運送会社は、安全や事故予防への意識が高いとも言えます。

実務未経験で、資格のみ取得している状態で大型ドライバーに挑戦するとしても、実務経験者向けの採用条件も確認しておいてください。

その運送会社内の安全、従業員への意識を推測する指標となります。

【見分け方3】求人の各項目から「労働環境・待遇」をしっかり確認

休憩を取る大型ドライバー

ここからは応募や面接に進む前、求人票の段階から優良な運送会社を見極めるためのポイントをご紹介していきます。

まずは、求人内容をしっかり確認すれば見えてくることから。
求人には業務内容、雇用形態、給与体系、福利厚生などさまざまな情報が記載されています。

これらの情報を確認・分析すれば、求人を出している運送会社の経営理念や従業員の労働環境が見えてくるのです。

以下からは求人に記載されている5つの項目から、優良な運送会社を見分けるための視点を理解していきましょう。

◆業務内容
大型トラックドライバーのメイン業務は「トラックを運転して荷物を運ぶこと」です。

しかし、付随する以下のような仕事がどの程度ドライバーの業務に含まれるのかは、運送会社の規定によって変わってきます。

【運転以外に、大型ドライバーの業務に含まれる仕事の例】
・配送する荷物の内容や個数の確認
・トラックへの荷物の積み込み、配送先での荷物の積み下ろし
・フォークリフトなど、荷物の取り扱いに必要な他の車両の運転
・配送先での納品や営業、担当者との信頼関係の構築 など



一般的に、荷物の確認やフォークリフトなどを使っての荷物の積み込み・積み下ろしは、大型ドライバーの業務内容に含まれています。

どこまでが将来の自分の業務内容に含まれるのか、その業務内容に対応可能なのか、求人内容をよく確認のうえ具体的にイメージしておく必要があります。

◆勤務体制
主に中・長距離を走る大型ドライバーは、行き先や荷主の要望によっては夜間の配送や、宿泊を伴っての勤務が求められます。

このため、一般的な「週のうち平日の昼間のみ働き、土日祝日は休む」という勤務体制で働けるとは限りません。

天候や道路状況の急激な変化など、予測不可能な事情からやむを得ず長時間の勤務が必要になる可能性も十分考えられます。

このため、どんな内容・特性の荷物をメインで扱っているのか、どのような勤務の仕方が求められる運送会社なのか、求人からよく理解する必要があります。

また、その運送会社が求める勤務体制に自分が対応できるのか、自分の望む働き方・休み方とマッチしているのかもよく考えてみてください。

たとえ1回あたり長時間の勤務を求められる運送会社であっても、あなた自身がその勤務体制を良しとするなら、あなたとその運送会社のマッチング度は高いということ。

マッチング度の高い転職こそ、成功のカギです。転職してから希望に合わない勤務体制で苦しむことのないように、求人の段階からしっかり確認しておきましょう。

◆雇用形態
大型ドライバーの勤務体制には、大きく請負と正社員の2種類あります。

運送業界における請負という働き方は、別名「委託」「委任」とも呼ばれ、昔から一般的に行われてきました。

平たく言えばフリーランスのドライバーのようなもので、ドライバーは顧客である荷主、または委託ドライバーを抱える運送会社と業務委託契約を結び仕事をします。

委託ドライバーとして働くメリット・デメリットを簡単にまとめると、以下の通りです。

委託ドライバーのメリット ・自分の裁量で、働き方や働く時間、給与額などをある程度調整できる
・業務完遂のための方法を任せてもらえて、一度の仕事で大金が稼げることも
委託ドライバーのデメリット ・天候や道路状況、体調にかかわらず請けた仕事は必ず成し遂げなければならない
・損害や労災は保障されず、仕事の内容によっては報酬金額が見合わなくなることも


一方で正社員の大型ドライバーは、運送会社と雇用契約を結んで仕事をします。

正社員の大型ドライバーとして働くメリット・デメリットは、以下の通りです。

正社員ドライバーのメリット ・仕事の件数にかかわらず、毎月一定額の給与が支払われる保障がある
・労働基準法の保護の対象となり、労災や解雇されるリスクから守られている
正社員ドライバーのデメリット ・業務命令に従う義務があるため、仕事の進め方や働き方の自由度は低い
・ひとりで大きな成果を上げたとしても、働きに対し直接報酬は受け取れない


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他にもバイト、派遣、契約社員などの非正規雇用もありますが、いずれも業務内容は正社員とあまり変わりません。

自分がどのような働き方がしたいのか、大型ドライバーとしてどのくらいの技量を持ち合わせているかにより、雇用形態を選択すると良いでしょう。

ただ、年齢を重ね将来的に長距離の運転が難しくなることを考えると、委託のドライバーになるのはリスクがあります。

40代の大型ドライバーへの転職で「安定的に稼げるようになりたい」と考えているなら、昇給・昇進や賞与を受け取れるチャンスのある正社員求人がおすすめです。

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◆給与体系
トラックドライバーは、他の職種に比べて「固定給が低い」と言われています。

固定給とは、基本給に職能給などがプラスされた毎月変わらない給与額のこと。

これに対し、残業手当や歩合給など、その月の忙しさや成果によって変動する給与額のことを仕事給と呼びます。

給与全体に対し固定給が占める割合が少ないということは、大型ドライバーの給与額は、正社員でも業界や景気の動向により変動しやすいということになります。

このため、求人の給与欄を確認するときは「支給される給与額」と合わせて「給与の内訳」「給与額の算定方法・基準」についても確認する必要があります。

一見して高額の給与支給があるようでも、「※みなし残業代〇時間分を含む」などの注釈や、非常に低い固定給をもとにした内訳が記載されているかもしれません。

みなし残業の時間数によっては、とんでもない時間数の労働を強いられる可能性もあります。

求人を見るときは、給与欄からできる限り多くの情報を集めたうえで、仮に最低限度の賃金しか発生しない月が出てきても生活に困らないか考えてみてください。

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◆福利厚生
福利厚生欄の記載が多い企業ほど経営状況が安定していて、従業員を大切に扱う風土・余裕があるものと推測できます。

以下の福利厚生の具体例を参考に、応募を検討する運送会社にどの程度記載があるか、また自分が重視する項目の記載があるかどうかをチェックしてください。

《福利厚生の具体例》
・免許・資格の取得支援制度アリ、新入社員向け教育・研修制度アリ
・健康診断、人間ドック、ストレスチェック、産業医との面談の有無
・出産や育児、介護のための休暇、または有給休暇の日数や実績についての記載
・勤務のための交通費、家賃補助の有無、その他各種手当とその上限金額  など


ただし、すべての福利厚生を求人に記載しているわけではありません。
あなたにとって重要な項目をおさえているかのみ確認して、詳しくは面接の際に確認するかたちでも良いでしょう。

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【見分け方4】求人を出す頻度も、優良な運送会社を見分けるポイント

ブラックな大型ドライバー求人 イメージ

労働環境が良く離職率が低い会社ほど、人の入れ替えが少ないため求人を出す機会が少なくなります。

逆に人がなかなか居付かず、人の入れ替わりの激しい会社は、常に新しい人員を補充する必要に迫られ頻繁に求人を出します。

人が居付かないということは、その会社の業務内容や賃金、人間関係などに大きな、または根本的な問題がある可能性が高いのです。

求人に応募をする前に、募集を出している「社名 求人」で検索してみてください。

その会社が過去に出していた求人がヒットしたら、その求人が出されていて期間や、更新頻度を確認してみましょう。情報から、会社の労働環境をある程度予測できますよ。

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◆面接・入社後すぐでも、違和感を持ったら退職を検討して!
求人内容には問題がなかったのに、実際に採用担当に会って話したり、入社後の研修に入った段階で不安や違和感を持つこともあるでしょう。

このような違和感、嫌な感じは、当たっていることの方が多いです。少しでもおかしいと思ったら、不安が解消されるまで質問するか、周りに相談して意見を求めてください。

質問することで採用・研修担当の心証が悪くなり、採用を逃して転職活動を続けなければならなくなるリスクはあります。

しかし、ブラック企業で働き、心身の自由が利かなくなるほど疲弊するより何倍もマシです。

例えば以下のような違和感があった場合は、その運送会社はろくに利益の出ていない、または従業員のことを顧みないブラック企業の可能性があります。

・面接で会社の人と会った時に、表現しがたい違和感や嫌な感じがした
・従業員の顔に生気がなく、疲れていて上司や来客者への態度がおかしい
・採用後出社したら、面接のときに聞いていたのとは違う条件を出された
・何かと理由をつけて賃金を減らしたり、長時間の残業を強いてくる
・高速道路の使用を禁じられるなど、明らかにおかしな業務命令がある
・明らかに労働基準法に違反した長時間労働、働き方を求められる
・退職の意向を示しているのに、脅したりなだめるなどして阻止してくる など



自分と家族の生活と健康、幸せを守るためにも、必要に応じて退職する勇気を持ちましょう。

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優良な運送会社を見極め、大型ドライバーへの転職を成功させよう

大型ドライバーへの転職成功 イメージ

通信販売を利用する人が増えたことから、近年、大型ドライバーへの需要は高まっています。

一方で「労働時間が長くてキツイ仕事」というイメージを持たれてきたドライバーの仕事は、若者を中心に挑戦する人が少ない仕事でもあるのです。

しかし昨今の働き方改革の影響もあり、他の職種と同様に大型ドライバーの長時間労働も是正され、労働環境が良くなってきています。

社会的に運送業の需要が増すなか、劣悪な労働環境を強いるブラックな運送会社があるのも事実です。

しかし、従業員とともに健全な成長をめざす優良な運送会社も、確かに存在しています。

この記事を参考に求人を吟味すれば、たくさんの求人の中からあなたとのマッチング度の高い優良な運送会社を見分けられるでしょう。

優良な運送会社と出会うことができたら、その会社の姿勢に報いるべく、あなたも正直な気持ちで面接に臨んでください。

正直に互いを開示してマッチングした会社でなら、転職後長く幸せに働けるはずです。

40代での大型ドライバーへの転職が、あなたのその後の人生をより幸せなものにするきっかけになるよう、応援しています。

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