大型トラックドライバーへ転職!求人の探し方・見極め方のポイント
トラックドライバーの仕事は、大きなトラックを運転して荷物を運ぶため、難しく大変な仕事というイメージを持っていませんか?
しかし、大型トラックドライバーは、工場間や建設現場などへ大きな資材や部品、燃料などの液体を運ぶ、今の私たちの生活にとって不可欠な仕事です。
求人数も増加傾向にあり、給与や待遇も良い仕事に転職できる可能性が高く、日本の物流を支えるというやりがいもあります。
今回は大型トラックドライバーへの転職に役立つ情報をご紹介します。
トラックの種類や、求人の探し方のコツ、さらに求人の良し悪しを見分けるポイントまで詳しく解説しています。
最後まで目を通して、転職活動の参考にしてみてくださいね。
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大型ドライバーになる方法
荷物をトラックに積んで運転し、目的地で荷物を下ろすトラックドライバーの仕事。
まずは、大型トラックドライバーに向いている人からドライバーになる方法まで、詳しく見ていきましょう。
◆大型トラックドライバーに向いている人
まずは、トラックドライバーに向いている人の特徴を見ていきましょう。
・運転が好き
トラックドライバーは車の運転が仕事のほとんどです。
毎日でも運転しても苦にならないほど、運転することが好きな人に向いている仕事と言えます。
・体力がある
トラックドライバーは荷物を運搬する仕事です。
荷物の積み下ろしにも関わるため、ある程度の体力が必要です。
また大型トラックドライバーの場合、長距離での運送の仕事もあるため、長時間座って運転しなければならない場合もあります。
運転中に渋滞に巻き込まれることもあるかもしれません。
そんな時でも落ち着いて運転し続ける安定したメンタルも必要になります。
・コミュニケーション能力がある
トラックドライバーは一人で黙々と作業する仕事のように思われるかもしれませんが、荷物の運搬先は大切な取引先です。
荷下ろしの際に明るい対応ができるなど、コミュニケーション能力があればさらに仕事がしやすくなるでしょう。
・自己管理能力がある
決まった時間に荷物を届ける仕事のため、時間の管理ができることは必須のスキルと言えます。
また朝早い配送もあるため、体調や睡眠をしっかりコントロールできるかどうかも重要です。
◆大型トラックドライバーになるには
・大型免許は必須
一般的に積載量が10トンクラスのトラックが、大型トラックと呼ばれています。
大型トラックドライバーになるには、大型免許が必要です。
平成19年6月に道路交通法が改正され、それ以前に普通免許を取得している人なら、重量8トン未満、積載量5トン未満、定員10人以下の車を運転することができます。
改正前は普通免許でも4トントラックを運転することができましたが、改正以降に免許を取得した人は、中型や大型免許が必要になります。
大型免許は筆記試験と技能試験があり、一発試験も行われていますが、ほとんどの人は教習所に通って取得しています。
・フォークリフト免許があれば有利
保有資格によって講習時間は異なりますが、フォークリフト運転技能講習を修了していれば最大荷重1トン以上のフォークリフトを運転することができます。
大型トラックの荷物の積み下ろしではフォークリフトを使うことが多いため、フォークリフト免許があれば有利になると言えます。
大型トラックドライバーに向いている人の特徴や必要な免許が把握できたところで、次に大型トラックドライバーの種類について詳しく見ていきましょう。
大型ドライバー仕事の種類は?
ここでは、トラックの種類についてご紹介していきます。
◆トラックの種類
・小型トラック
小回りのきく小型トラックは、主に会社やコンビニなどの配送によく使われています。
都市部では4トントラックよりも2トントラックの方が重宝されています。
未経験からトラックドライバーを目指す人は、この小型トラックから仕事を始める場合が多いです。
・中型トラック
中型免許が必要になる中型トラックは、用途が幅広いトラックです。
近距離から遠距離の配送までさまざまあり、選択肢も広いと言えます。
車幅は普通乗用車と同じなので、さほど違和感なく運転することができるでしょう。
・大型トラック
8トンや10トンといった大型トラックになると、都市間を移動する長距離輸送が中心となります。
大型免許が必須となり、車体も重量も大きくなるため運転技術も必要です。
◆大型トラックの種類
一言で「大型トラック」と言っても、種類やタイプはさまざまあり、種類によって仕事の内容も異なります。
ここでは、大型トラックの種類を見ていきましょう。
・バン・ウィングボディ
荷台がアルミ製の箱型のトラックは「バンボディ」と呼ばれています。
そのバンボディの両側が開くタイプのトラックを「ウィングボディ」と言います。
部品の配送などに使われることが多く、中~長距離の運転になります。
・平ボディ
荷台がフラットな汎用的なトラックです。
造りが丈夫で鉄鋼業の専属便になる場合が多く、製造工場間の配送がメインになります。
運ぶだけではなく、鉄骨などを扱う場合は積み方の技術も必要です。
都市開発の建設で活躍するため、給与も高めと言えます。
・タンクローリー
液体を運ぶトラックです。
化学薬品や燃料、牛乳などの液体を専門に運びます。
工場間や建設現場などへの配送がメインになります。
・キャリアカー
普通乗用車を運ぶトラックです。
港から自動車を積み込み、ディーラーに納車することが多い仕事です。
さまざまな車を見ることができるため、車好きの人に向いています。
大型自動車メーカーの子会社になっている企業も多く、待遇面などは良い場合があります。
◆大型トラックのメリット・デメリット
次に、大型トラックドライバーのメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
あなたに合っているかどうかを見極める参考にしてみてくださいね。
《メリット》
・荷物の積み下ろしが楽
小型や中型と比べると、運転スキルも必要になり、長距離運転になるためハードルが高いと思われるかもしれませんが、大型トラックのメリットもあります。
小型トラックの場合は運ぶ荷物も小さいため、積み下ろしはすべて手作業でやる場合があります。
小さいとはいえ、手作業での積み下ろしは大変な作業です。
しかし大型トラックの場合は荷物も大きいため、フォークリフトで行うことができるため、荷物の積み下ろしは比較的楽に行うことができます。
さらにフォークリフトの免許を取得していれば積み下ろしの作業も自分でできるため、歓迎されやすくなります。
・いろんな土地に行くことができる
大型トラックの配送は都市間の長距離を移動することが多くなります。
決まった道ではなく、日々いろいろなエリア、土地まで運転することができます。
知らない土地へ行くのが好きといった人には楽しめるでしょう。
・給与が高めに設定されている
小型や中型のトラックドライバーと比較すると、大型トラックドライバーは労働時間も不規則になったり長時間になることがあります。
資格や運転スキルも求められるため、給与は他のトラックに比べて高めに設定されています。
トラックドライバーとして稼ぎたい人は、大型トラックを目指すことが多いと言えます。
《デメリット》
・体力的に厳しい
長距離を運転する大型トラックドライバーは、やはりその分体力も必要になります。
車で休憩したり、仮眠を取ったりすることも多く、体力に自信のある人でなければ長続きしない仕事と言えます。
・生活が不規則になりがち
長距離の場合、案件によっては往復するのに数日かかる場合もあり、生活が不規則になりがちです。
規則正しい生活を希望する人には向いていないでしょう。
◆大型トラックドライバーのやりがい
メリット、デメリットさまざまある大型トラックドライバーの仕事のやりがいはどんなところにあるのか、ご紹介します。
・日本の物流を支える仕事
日本の物流業界になくてはならないトラックドライバーの仕事は、社会的な貢献度も高く、やりがいのある仕事です。
建物を作る際に必要な資材や自動車といった大きなものから、燃料などの液体、スーパーやコンビニの商品まで、あらゆるものがトラックで運ばれてきたものです。
トラックドライバーの活躍なくして、私たちの便利な生活は成り立たないと言っても過言ではありません。
表舞台で目立つ仕事ではありませんが、社会を支える実感が味わえる仕事です。
・全国いろいろな地域を運転できる
大型トラックなら、日本全国いろいろな地域への配送の可能性があります。
決められた時間内に安全に荷物を届けることが守られていれば、運転している間は一人で気楽に過ごすことができ、休憩場所や時間も自由です。
デスクワークより外で働きたいという人には魅力的な仕事と言えます。
・経験を積めば収入アップも見込める
トラック業界は経験が重視される仕事です。
会社によっては出来高制を導入していることもあり、頑張れば頑張った分だけ収入に還元されるため、やりがいにつながります。
また経験を積めば転職する際に優遇されることが多く、収入アップの可能性もあります。
・未経験から転職しやすい
労働力不足の現在、トラックドライバーは未経験からでも採用の確率が高い職種のひとつです。
実際に求人は多数掲載されているものの、応募者がなかなか集まらないというのが現状です。
そのため、40代・50代でも未経験から転職の可能性が高い仕事と言えます。
▼合わせて読みたい!
運転好き40代に一生ものの仕事を!大型ドライバーへの転職を解説
大型ドライバーの求人の探し方
次に、大型トラックドライバーの求人の探し方を見ていきましょう。
あなたにぴったりの求人を効率よく探すコツを押さえてくださいね。
◆求人探しのツール
求人を探すには、さまざまなツールがあります。
これらのツールを複数活用して探すとよいでしょう。
まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
・インターネット
まずは、インターネットで検索してみる人が多いのではないでしょうか。
「トラックドライバー 求人」などで検索すれば、さまざまなサイトが表示されます。
しかし、その中から自分にぴったりの求人を見つけるのは労力がかかります。
そこで便利なのが転職サイトです。
希望の給与や勤務地、トラックの種類や経験などの条件を絞り込んで検索することができ、効率よく求人を探すことができます。
転職サイトにはさまざまな職種を網羅したものから、職種に特化したものまであり、複数のサイトを併用することをおすすめします。
・ハローワーク
ハローワークには民間が運営するサイトには掲載されていない求人も多いため、合わせて確認しておきましょう。
サイトだけではなく、時間がある時は直接近くのハローワークへ行って求人票をチェックすることも大切です。
直接貼りだされている求人は「急募」のものもあり、採用が決まる可能性も高くなります。
・求人誌
駅やコンビニなどに置かれている無料の求人誌も貴重な情報源です。
働き方や勤務地別で掲載されており、自分が思っていなかった求人に巡り合う可能性があります。
・新聞の求人欄や折り込みチラシ
新聞の求人欄や折り込みチラシも、地元での仕事を探す人にはおすすめのツールです。
新聞や折り込みチラシに掲載されている求人は、媒体の特性から考えて30代や40代以降の年代をターゲットにしている場合が多く、チェックしておく方がよいでしょう。
◆大型トラックドライバーの求人探しにおすすめのサイト
次に、大型トラックドライバーの求人探しにおすすめのサイトをご紹介します。
大手求人サイトから、職種に特化したサイトまで、タイプ別に特徴を見ていきましょう。
《職種特化型サイト》
トラックドライバーに特化した求人サイトなら、トラックドライバーの求人ばかり扱われているため、求人検索も手間が省けて便利です。
・ドラEVER
トラックドライバーに特化し、求人数も豊富なサイトです。
「長距離」や「ウィング車」、「月給40万円以上」など、こだわりから求人を検索することができ、あなたの希望に合う求人を見つけやすい検索方法が工夫されています。
・ブルル
トラックドライバーに特化した、スマホ対応の求人サイトです。
ドライバー向けの情報も満載で、ドライバーの閲覧数も多く、求人以外の情報を集めるためにも便利なサイトと言えます。
・ドラコムネット
好待遇かつ優良企業の求人が厳選して掲載されています。
掲載企業を一覧で見ることができ、企業名から求人を探すことができます。
・ノルワークス
トラック以外のバスやタクシーなど、ドライバーの仕事に特化したサイトです。
資格取得支援制度のある求人など、未経験からドライバーの仕事を始めたい人に嬉しい求人も探しやすくなっています。
・ドライバーズジョブ
キャリアアドバイザーが求人紹介をしてくれるサイトです。
求人の8割は非公開求人で、転職相談をしながら希望に合う求人を紹介してもらえるため、働きながら転職活動をしたい人にはおすすめです。
《全職種掲載の大手サイト》
ドライバーだけではなく、その他の職種がほぼすべて網羅されている大手企業が運営するサイトも、合わせて併用しましょう。
大手サイトならではの情報はチェックしておいて損はありません。
・リクナビNEXT
求人数が多く、職種や会社の規模に関わらず幅広い求人がカバーされています。
転職エージェントによる無料の転職サポートのほか、企業からオファーを受けることができるスカウトメール機能など、転職活動で便利なツールを使うことができます。
・エン転職
口コミとの連動や入社後のサポートなど、転職活動だけではなく、入社後の活躍や定着まで見据えたサービスを展開するサイトです。
面接の事前対策など、転職活動もしっかりサポートしてくれて、じっくり探したい人におすすめです。
・DODA
転職サイトと転職エージェントどちらの機能も持つサイトです。
転職エージェントサービスに登録すれば、豊富な非公開求人からの紹介も受けることができ、より多くの企業にアプローチすることができます。
《その他サイト》
・ハローワーク
ハローワークのインターネットサービスも見ておきましょう。
掲載が無料のため、多くの企業が求人を掲載している可能性があります。
全国に拠点があるため、地元での求人を探したい人にぴったりのサイトです。
・indeed
さまざまな求人サイトの求人を検索することができます。
しかし一覧に表示されるのは簡単な情報だけで、さらに詳しい情報を得たり応募したりするには、掲載元へいく必要があります。
応募までの手間は1ステップ増えるものの、多くの情報を集めたい人におすすめです。
ただし、検索トップには関係のない求人広告が表示されることがあるため、注意してください。
・転職会議
既存社員や退職した社員の口コミが掲載されているサイトです。
実際に働いている人の情報が書かれているため、参考のひとつになります。
しかしやはり不満があって退職した人も多いため、退職した人の口コミはマイナスポイントが多いことを心にとめて、あくまで参考程度に見てくださいね。
求人探しのツールから、タイプ別のサイトまでご紹介してきました。
この中のいくつかを複数併用しながら、転職活動をすることで、効率よく進めることができます。
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40代で大型ドライバーへ!転職サイトを賢く使い求人に出会うコツ
大型ドライバーの求人の良し悪しの見分け方
転職を成功させるには、失敗しない求人選びが重要です。
ここでは、求人の良し悪しを見分けるコツを見ていきましょう。
◆安全装置の有無
ドライブレコーダーやバックモニターなどの安全装置をつけることで、事故防止につながります。
ドライブレコーダーは万が一事故を起こしてしまった時の証拠となり、ドライバーの正当性を主張できます。
バックモニターはトラックの死角をなくしてくれるため、事故防止につながります。
こうした安全装置は、特に経験の浅いドライバーにはありがたい装備です。
また運行記録を計測するデジタルタコグラフは、速度や運行距離、時間が記録されるためドライバーの安全運転の意識を高めてくれます。
こうした安全装置の有無で、その企業がドライバーの安全について、積極的に取り組みを行っているかどうかがわかります。
◆自社トラックがキレイかどうか
写真が掲載されていれば、必ずトラックがキレイに洗車されているかどうかを確認しておきましょう。
もし自社トラックの写真が掲載されていない場合は、面接などの際に必ず確認しておくことをおすすめします。
「トラックを見せてください」とお願いしてもいいでしょう。
それほど、自社トラックの洗車や整備のチェックは重要です。
自社トラックは運送会社にとっては身だしなみと同じです。
大型トラックで長距離を移動する場合は、その会社名の入ったトラックで遠くまで運転していかなければいけません。
しかしそのトラックが汚れていれば、印象が悪くなります。
人と同じで、身だしなみは社会人としての最低限のマナーと言えます。
そのトラックの身だしなみを整えていない企業は、もしかしたらドライバーが洗車する時間もないほど忙しいのかもしれません。
また、車両の整備不良の可能性もあるため、自社トラックは必ず確認しておきましょう。
◆求人掲載が長期間続いていないかどうか
これはトラックドライバーの求人に限ったことではありませんが、求人を長期間掲載している企業は注意が必要です。
複数のサイトで頻繁に募集を行っている場合も要注意です。
頻繁に長期間募集している企業は、離職率が高い可能性があります。
こうした企業の場合、掲載されているサイトが無料で掲載できるものばかりかどうかも、ポイントのひとつです。
有料のサイトなら掲載にあたって必ず企業や求人原稿に審査やチェックが入り、ある程度の信頼性が確保されています。
しかし無料サイトの場合は審査や原稿チェックがそれほど厳しくない場合もあるため信頼度が低い場合があるからです。
気になる企業があれば、勤務時間や残業、手当などの待遇をしっかり確認し、面接で条件面について疑問を直接聞くなどしてもいいでしょう。
それでも不安な場合は、前述の転職会議などのサイトで口コミを見てみるなど、情報を集めて判断してくださいね。
◆「〇万円以上も目指せる」などの文言に注意!
高い収入を「目指す」「夢じゃない」といった文言を見かけることもあります。
こうした表記は魅力的ではありますが、実際に支払われる給与額ではありません。
本当に高収入も目指せるのかもしれませんが、入社してすぐというわけにはいきません。
まず転職してもらえる金額はどれくらいか、把握しておきましょう。
お金のことは聞きにくいと思う人もいるかもしれませんが、仕事はボランティアではありません。
経済面は重要な要素のため、今のあなたの経験やスキルでどれくらいの金額を提示してもらえるのか、確認や交渉することは大切です。
求人を見る時はこれらの項目をチェックしてことをおすすめします。
その上で、応募するかどうかを決めてくださいね。
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まとめ
日本の物流を支えるトラックドライバーの仕事は、やりがいも収入も見込める職種です。
労働力不足の今、求人も増えてきています。
しかし特に大型トラックドライバーの場合、長距離の運転や不規則な生活など、決して楽にできる仕事ではありません。
最近では休日や休憩時間をしっかりと義務付けたり、手当を出すなど、こうした労働環境の改善を進める企業も増えています。
あなたにぴったりの求人を見つけて転職成功することは可能です。
今回の記事を参考にして、あなたに合う求人を探してくださいね。
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