あなたは向いてる?30歳女性の転職の決断・成功に必要なこととは

『コラム40』~お仕事探しに役立つ情報発信中!~
このエントリーをはてなブックマークに追加
Banner column01

社会人として5年以上のキャリアを積み、自分の仕事にも自信を持てるようになってきた30歳は、転職を考えやすいタイミングですよね。

特に、女性は結婚・出産という大きなライフイベントの経験から、30歳前後で働き方への価値観が大きく変化し、転職を考えるようになる人も少なくありません。

しかし「30歳」という年齢だけで、女性が転職を決断することには危険も伴います。

30歳での女性の転職には、その理由や希望する職種によって向き・不向きがあるのです。

今回は、30歳での転職を決断しようとする女性に向けて、転職すべきかの判断基準や知っておくべきリスク、求人応募・面接での注意ポイントを解説していきます。

その後の人生を大きく左右する30歳での転職成功のために、役に立つ情報のみを厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

30歳のいま、女性は本当に転職すべき?判断の基準になるもの

転職すべきか悩む30歳女性

転職市場では、男性の「40歳転職限界説」とあわせて「女性の転職は30歳までが限界」とする俗説も、長らくささやかれてきました。

これを受けて転職年齢は早い方が良いのではという焦りから、また30代女性を対象とした転職市場の活況さに魅力を感じて、30歳での転職を検討する女性も多いでしょう。

しかし、本当にいま30歳のあなたに、このタイミングでの転職は必要なのでしょうか?

◆30歳女性が重視すべき、転職の判断基準
30歳の女性がいま転職すべきかどうかを考えたとき、その判断基準とすべきなのは「仕事」と「待遇」にかかわる、以下の4点です。

・いまの仕事で、経験年数と仕事内容に見合ったスキルが身についているか
・仕事内容と経験年数に見合っていると感じる額の給与をもらえているか
・今後もいまの仕事を続けたとして、経験年数にふさわしいスキルアップが可能か
・いまの仕事で経験を積んでいって、自分が望むキャリアを得られそうか


上記はいずれも、今後のキャリアプランやスキルアップに関するものばかりですよね。

これらの問いに半分以上「NO」と答えた30歳の女性は、いまの職場でこのまま仕事を続けることに、強く違和感を持っているということになります。

この場合は、まさに30歳であるいまこそ、転職成功に最適なタイミングと言えるでしょう。

◆30歳の女性にとって、危険な転職の判断基準
一方、以下2点のような項目を判断基準として転職を決断しようとしている30歳女性は、転職を失敗させてしまう可能性が高いと考えられます。

・20代での働き方に疲れてしまったので、30代からは働き方を緩やかに変えたい
・1~2年以内に結婚と出産をしたいので、休か制度が整備された職場に移りたい


上記は、女性の生き方・ライフプランにおいて大きなウェイトを占める重要項目ですが、この転職理由の女性を採用するのは企業にとって非常にリスキーだと言えます。

まず「働き方を緩やかに変えたい」という30歳女性は、企業側から「この人は一生懸命には働く気がない」と捉えられ、採用に至らない可能性が高いです。

また「近く結婚と出産を考えている」30歳女性も、すぐに産休・育休制度を利用することだけが目的で、仕事への意欲が低いのではと受け取られてしまいます。

このように「女性としてのライフプランを最重視した理由」での30歳での転職は、残念ながら企業に良い印象を与える可能性が少ないのです。

将来的な結婚・出産のために働き方を緩やかにしたい動機だけの女性は、転職ではなく社内での配置や雇用形態の変換、組織改革をめざす方が賢明かもしれません。

◆30歳女性の転職は仕事軸ならOK、自分本位ならNGと判断を
まとめると、30歳の女性が転職を成功させるために、転職決断の判断基準にすべきなのは「スキル」と「年収」への違和感・不満のみということになります。

一方で、働き方や休暇制度など、「待遇を改善したい」という希望のみを判断基準に転職を決断すると、なかなか転職先が決まらない可能性が高いと考えられます。

つまりキャリアプランに基づいた転職こそ、30歳女性の転職成功の秘訣と言えるでしょう。

30歳での転職を決める前に、あなたが転職が必要と判断した基準をいま一度思い出して、本当にいま転職が必要なのかどうか自問自答してみてください。

【合わせて読みたい】
40代転職成功の要!5分でできる、キャリアの棚卸し方法を解説!
40代女性が自分らしく、幸せなキャリアを築くための考え方とは

30歳女性の転職成功に向き・不向きな業種やポジションは?

転職に向けキャリアを振り返る30歳女性

自分の転職理由を再考し、それでも「いま転職すべきだ」と判断したなら、30歳のあなたの転職先として、どんな業種・ポジションが向いているのか考えてきましょう。

以下からは、企業側と求職者側の2つの視点から、30歳の女性転職者に向き・不向きな転職先について解説していきます。

◆20代と30歳以降、女性の転職・採用に起こる変化
企業が中途採用をするとき、20代の転職希望者と30歳以上の転職希望者に求めるものは、それぞれ以下のように異なってきます。

《20代の女性転職者の採用で、企業が重視するもの》
・自社(応募先)の事業内容や、企業理念に対する共感性
・入社後に頑張って活躍したい!という熱意や、自社へのファン心理
・キャリアや働き方について、めざすべきプランを漠然と持っている
・募集している業種に近い、または活かせる経験が少しでもあること
・前職のやり方にかかわらず自社カラーに染まってくれる素直さ、育てやすさ

《30代の女性転職者の採用で、企業が重視するもの》
・専門的、または特定の分野で即戦力となれる実務経験や資格
・自社の事業内容や企業理念への共感性
・経験のある仕事を軸に、状況に応じて仕事の幅を広げていく意欲
・自社の募集内容と、求職者本人の条件が折り合っていること(時間や雇用形態など)
・さまざまな雇用形態・年齢の人とうまく付き合える、人柄の良さ

上記から、30歳以上の女性の転職先として向いているのは「過去に実務経験のある業種」または「過去の経験を活かして挑戦できるポジション」と解釈できます。

逆に、転職に際して武器となるような経験・スキルが伴っていない場合は、転職を機にした管理職へのステップアップや、年収アップは難しいと言い換えることもできるでしょう。

このことから、30歳以上の女性に向いている転職先を探すには、20代での職務経験、そして培ってきたスキルが非常に重要であるとわかります。

【合わせて読みたい】
30代女性が未経験の仕事に転職!事前準備と成功のためのコツ

◆女性のキャリアプランは30歳以降、個人差が大きくなる
30歳を超えると、社会人としての経験年数や内容、また結婚・出産の有無など過去の人生経験によって、描くキャリアプランにも個人差が大きくなってきます。

転職を考える30歳以上の女性が描く、代表的なキャリアプランのパターンとしては、以下の3つが挙げられるでしょう。

《1》仕事が楽しくスキルもついてきたので、このまま極めて管理職になりたい
《2》仕事がおもしろいので、もっと自分ができる仕事の分野・幅を広げたい
《3》家庭を持ったので、家庭を第一に考えて両立できる仕事に就きたい


上記のうち、《1》と《2》をめざす人には培ってきたスキルを即戦力として活かせる転職先が、《3》をめざす人にはスキルよりも記憶力が役立つ転職先が向いていると言えます。

《活かせる経験・スキルのある30歳女性に向いている職種やポジション》
20代の間に培ってきた経験・スキルを軸に、さらに仕事能力を高めて出世したいと考えている30歳の女性には、以下の業種・ポジションが向いています。

業種 ・過去に経験のある業界や職種、または関連性の高い仕事
・これまでに仕事にかかわる資格を取得しているなら、資格を活かせる仕事
ポジション ・スキルを活かせる仕事・部署での、管理職または管理職候補
・培ったスキルを活かし、即戦力となれる企業の正社員


【合わせて読みたい】
【40代女性の転職】成功のための6つのステップ&最初の一歩

《活かせる経験・スキルがない30歳女性に向いている職種やポジション》
20代で培った社会人としての基本経験は活かしつつ、専門的なスキルを活かすよりも家庭との両立を最優先に考える女性には、以下の業種・ポジションが向いています。

また、30歳の時点で特に武器になるスキルがなく、未経験の職種で頑張りたいと考えていると考えている女性も、同様に以下を参考にしてくださいね。

業種 ・医療福祉や接客など、女性の柔軟な接客応対能力が求められる仕事
・データ入力や経理、総務など、パターンを覚えることで効率化できる仕事
ポジション ・働き方や労働時間をコントロールしやすい、一般職員
・正社員の他、時間の融通がきく派遣、パート、在宅なども


30歳以上になると、20代の頃よりも求められるものが明確になり、漠然とした熱意よりも培ってきた経験やスキルが自社の即戦力になり得るか、が重視されます。

このため、本人のキャリアプランに会っていない業種・ポジションをめざすと、なかなか採用を得られず辛い思いをすることになるのです。

自分がめざすキャリアプランと、30歳のいまのあなたに向いている転職先の特徴をしっかり考えてから、転職活動をスタートさせるべきと心得てくださいね。

◆30歳以降の女性が「熱意」を伝えるなら、具体的な内容を意識して
30代の転職活動において、20代のような「やる気があります!」「御社が大好きです!」などの漠然とした熱意のアピールは、かえって敬遠されてしまいます。

社会人経験を積んだ30歳以上の女性が、転職活動で企業に熱意をアピールしたいなら、以下のポイントに留意してロジカルに、具体的に伝えてくださいね。

《30代女性が、応募先への熱意を具体的に伝えるためのポイント》
・応募先の考え方や事業のどこに、どのような魅力を感じるのかを伝える
・転職先が応募先でなくてはならない理由を、具体的に伝えるようにする
・自分が培ってきたスキルが、応募先にとってどのように有用か説明する
・自分がめざすキャリアプランに、応募先での経験が不可欠なのだと伝える

【合わせて読みたい】
40代以上の転職面接に役立つ!よく聞かれる質問&15の回答例
転職時に『面接』を成功させるには?面接前に知って得する6つの成功ポイント!

30歳女性の転職成功に「NG」な考え方&受け答えをチェック

30歳女性の面接でのNGな答え イメージ

前項までで「近々の結婚・妊娠・出産を大前提とした転職は危険」と説明してきましたが、妊娠・出産には年齢的なリミットがあるのも事実です。

このため、30歳を過ぎると「本格的に婚活したい」「子育てできる働き方に変えていきたい」と考え、切実に転職による労働環境の改善を望む人も増えてくるものです。

ここからは、転職によってキャリアプランだけでなくめざす生き方まで実現したい女性のために、待遇の良い会社への転職を叶えるコツをご紹介していきます。

◆恩恵を受けるには、転職先への貢献が不可欠
産休や育休、時短勤務や在宅ワークなど、子どもを産み育てながらでも女性が安心して働ける環境を企業が整えるのは、優秀な社員をみすみす手放さないためです。

つまり、整った環境は利益を上げて会社に貢献してきた社員のためのものということは、肝に銘じておかなくてはなりません。

待遇の良い会社に入社するには、あなたが採用担当者から「自社にとって有用な人材」であり「環境を整えてでも辞めてほしくない人材」と思われる必要があります。

そのためには、選考であなたが以下の条件を満たす人材であると伝えるのが効果的です。

・これまでに培ってきたスキルが、応募先の求める人物像にマッチしていること
・環境だけでなく、事業内容や企業理念にも惹かれて入社を希望していること
・1~2年と言わず、長期にわたり働いて応募先に貢献する意思があること
・将来的なキャリアプランの一部として、産休・育休の利用を考えていること
・キャリアや面接での回答に嘘のない、信頼できる人物だと思われること


本音では志望動機の一位が「産休・育休制度が整っていること」だったとしても、それを選考で声高に主張するのは、絶対にやめてくださいね。

以降からは、産休・育休制度の整った会社への転職を叶えるために、30歳女性に知っておいて欲しいNGワードと言い換え術をご紹介していきます。

◆結婚・妊娠希望の女性が、待遇の整った会社に転職したい場合
《覚えておきたいNGワード》
・「いま積極的に妊活中(子供が欲しくて婚活中)です」
・「できるだけ早く、1年以内にでも赤ちゃんが欲しいと考えています」
・「夫婦で、すぐにでも妊娠できればと話しています」
・「転職したらすぐに子供を作って、産休・育休を使いたいと思ってます」

《こういう風に言い換えよう!》
・「結婚はできるだけ早くしたいですが、子供はいつかできればと思っています」
・「子供は、夫婦でタイミングを話し合って授かりたいですが、まだ先の予定です」
・「いつかは子供が欲しいという気持ちはありますが、あと3年は仕事を頑張りたいです」
・「いまは子供よりも、まずは転職先できっちり経験を積みたいと思っています」

【合わせて読みたい】
どのくらいで妊娠可?40代女性の妊娠と転職、両立のための心得

《上記をふまえた、志望動機例文》
以下に、将来的な妊娠・出産を考えていて、応募先の産休・育休制度に強い魅力を感じて転職を希望している場合の志望動機例文を1つ、ご紹介します。

話す順番として「自分が即戦力であること」「応募先の理念や事業内容に魅力を感じていること」を先に述べ、最後に「環境面への魅力」を挙げているのがポイントです。

「私が御社への入社を希望するのは、前職で数年間経験した業務と御社のこの度の募集内容が非常に近く、即戦力としてお役に立てるのではと考えたためです。業界は違いますが、私は以前から一消費者として御社の○○という企業理念に共感し、▼▼の事業にも興味を持っておりましたため、応募させていただきました。また、御社は社員が長く働けるよう福利厚生面も整えておられるので、数年後に私が妊娠や出産の機会に恵まれても、御社でなら退職せずにずっと働き続けられるだろうと思えたところも、非常に魅力的と感じています。」

◆子供のいる女性が、待遇の整った会社に転職したい場合
《覚えておきたいNGワード》
・「子供がいるから時短勤務がいいが、単純作業の仕事は嫌です」
・「子供の急病などで休む可能性もあるが、やりがいある仕事だけをさせてください」
・「フルタイムでは働けないがスキルはあるので、高給与で雇ってください」
・「未経験の仕事に挑戦したいが、子供がいることに配慮してほしいです」

《こういう風に言い換えよう!》
・「子供を最優先に考えたいので時短やパートの勤務を希望しますが、それでもできる範囲で、会社の役に立てる責任ある仕事にも挑戦したいです」

・「子供の急病などで休むこともあると思いますが、御社のご判断で任せていただけた仕事を、ご迷惑をおかけしないように果たしたいと思っています」

・「御社の募集要項に一致するスキルは多いのですが、残念ながらフルタイムでの勤務は難しくて…。可能であれば、時短やリモートワークでの雇用を検討いただけないでしょうか」

・「正直なところ、子供の急病などでご迷惑をおかけすることもあると思います。しかし働く意欲はありますので、ご配慮いただけますと幸いです」

【合わせて読みたい】
40代子持ち女性の転職を成功へ導く!求人探しや気をつけること

《上記をふまえた、志望動機例文》
以下に、すでに小さな子供がいるが、スキルを活かして家庭と両立できる環境への転職を希望している場合の志望動機例文を1つ、ご紹介します。

子供がいて働き方や労働時間があることを前提としながらも、自身のスキルや応募先への熱意、子育て環境をしっかり伝えるのがポイントになります。

「子育てと仕事を、これまでに培ったスキルを活かすかたちで両立させたくて、御社の求人に応募いたしました。私は前職場で新卒以来〇年間、正社員として学生時代から憧れた仕事に携わり、専門的なスキルを獲得してきたと自負しています。しかし妊娠・出産を機に配置転換を受け、大好きな仕事が続けられなくなってしまって…。時短で給与が減っても良いから異動をと掛け合いましたが、希望が通らず退職しました。御社は前職と同業界の企業でありながら子育て世代が働きやすい環境をいち早く整備され、柔軟な働き方を実践されています。御社であれば、私も限られた時間のなかでもスキルを活かして会社に貢献することができ、かつ家庭と子供との時間も確保できるのではと考えました。近隣には家族も住んでおり、サポートも受けられますので、ご検討よろしくお願いいたします」

《どんなことに対しても、嘘は絶対についちゃダメ!》
数年以内の近い将来に妊娠・出産の予定があるのに、またはすでに妊娠しているにもかかわらず「妊娠・出産の予定がない」と答えるのは、悪質な嘘になります。

言うまでもないことですが、嘘をつくと採用担当者から信頼できない人と判断されます。
キャリアはもちろんライフプランに至るまで、嘘のない回答をしてください。



◆スキルがあり、待遇を重視した転職をするならベンチャーがねらい目
若い世代が中心となって運営されているベンチャー企業は、欲しい人材・スキルにあわせて、自社の労働環境を柔軟・迅速に変化させられるのが特徴です。

自社に必要なスキルを持っていると判断すれば、30歳の子持ち女性でも好待遇で採用する可能性が高いですので、積極的に応募してみましょう。

30歳での女性の転職決断は慎重に。キャリアプランをしっかり立てて

キャリアプランを考える30歳の女性

女性にとって、ある程度の仕事経験からスキルを培うことができ、プライベートでも結婚・出産など大きな転換期を迎えることの多い30歳という年齢。

インターネット上には30代女性をターゲットとした求人情報も溢れているため、30歳を転職の適切なタイミングとして、強く意識する女性は多いでしょう。

しかし、女性が30歳での転職を成功させられるかどうかは、本人が20代で培った経験・スキルの質や転職の目的、めざすキャリアプランによって大きく変わってきます。

30歳以上の年齢になってからの転職活動は、20代の頃に比べてシビアになります。

これは、企業が20代転職者に対して行っていた熱意やポテンシャルを重視する採用がなくなり、30代の採用では何よりも即戦力性が重視されるようなるためです。

30歳という年齢を理由に、女性が転職する目的も武器となるスキルもはっきりさせないまま転職活動に踏み切るのは、大きなリスクを伴います。

30歳での転職を検討しているなら、この記事を参考に本当にいま転職する必要があるのか、転職に当たっての目的や武器は何なのかよく考えてから、決断しなくてはなりません。

本当に転職するなら、企業側が30歳以上の求職者に求めているものを理解し、それに対して自分が何を提供できるのかを整理して、しっかりアピールしてくださいね。

Banner neo column 01

新着記事

関連する記事