栄養士としてキャリアアップを目指す！おすすめ資格と求人情報

栄養士は、栄養士法に基づき、食と栄養のスペシャリストとして免許を与えられた人の称号です。
さまざまな食の現場では、栄養士たちが活躍しています。

栄養士資格を生かして自分も仕事で輝きたい、さらにキャリアアップしたいと思っていませんか？

そんな方のために、栄養士の仕事探しや、キャリアアップに有利になる資格をご紹介します。

• 栄養士の仕事とは？
• キャリアアップへの道
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栄養士の仕事とは？

まずは、栄養士の仕事内容や勤務先などを見ていきましょう。

◆仕事内容
栄養士の主な仕事は、給食管理と栄養指導2つです。

【給食管理】
給食でバランスよく栄養が補えるよう献立の作成にあたります。
勤務先によっては、食材の仕入れや調理に携わることもあります。

【栄養指導】
個人や集団などの対象に合わせて、望ましい食事について指導を行います。

※傷病者や、食事がとりにくくなった高齢者などの栄養指導には、管理栄養士の資格が必要となります。

◆勤務先
栄養士としての主な勤務先には、以下のような施設があります。
それぞれの業務内容を、特徴と共にご紹介していきます。

・学校
学校での栄養士の仕事には、給食の献立作成や衛生管理などにあたる栄養職員と、食育を含めた食の指導にも携わる栄養教諭があります。

※栄養教諭は、栄養士と栄養教諭の資格が必要です。

・保育所・幼稚園
5歳までの乳幼児が対象となるため、アレルギーなどで個別対応を求められることも多い職場です。
子どもが好きな人や食材に関する知識が豊富な人に適しています。

・介護施設
高齢者の介護施設では、入所が長期に渡るケースが多くあります。
その中で、食事は大きな楽しみになるので、季節感を盛り込むなどの配慮が求められます。

また高齢者の誤飲を避けるためや、咀嚼の弱くなった人のための調理法も求められます。

・食品会社
栄養士としての知識を生かし、食品や飲料、サプリメントなどの商品開発に関わります。
これに関連し、市場調査や広報活動まで担当するケースもあります。

・病院
給食管理や栄養管理、衛生管理の理解度が高い人に適した職場です。

※医師や看護師、リハビリのスタッフと連携して栄養サポートを行うためには、管理栄養士の資格が必要です。

◆待遇
【勤務形態】
・正社員
・契約社員
・派遣社員
・アルバイト・パート
・フリーランス

【給与】
▼正社員の場合
月給18万円～30万円　程度

▼契約社員の場合
月給16万円～28万円　程度

▼派遣社員の場合
時給900円～1500円　程度

▼アルバイト・パートの場合
時給850円～1300円　程度

【勤務時間】
1日の平均労働時間は8時間を目安に設定されています。
勤務先によっては早朝のシフトなどもあります。

【休日】
シフト制で、週2回の休みというケースが多く見られます。

【福利厚生】
各種社会保険は完備されているところがほとんどです。
ただし、アルバイト・パートは適用外の場合があります。

キャリアアップへの道

次に、栄養士としてキャリアアップするにはどんな道があるのか、またキャリアアップするためにおすすめの資格を見ていきましょう。

◆キャリアアップのための資格
・管理栄養士
管理栄養士の設置が義務付けられている大きな施設への転職など、活躍の場の選択肢を広げるには、ぜひ取得したい国家資格です。

病院で入院患者に栄養指導を行えば、診療報酬も受けられます。
受験には栄養士の資格と、1～3年の実務経験が必要です。

《主な勤務先》
病院や老人福祉施設、学校給食センター、食品会社など。

・糖尿病療養指導士
糖尿病患者の生活指導ができる、病院勤務でさらにキャリアアップを目指すなら取っておきたい資格です。

管理栄養士の資格を持ち、糖尿病患者の療養指導業務に通算1000時間以上従事したことが受験条件となります。

《主な勤務先》
糖尿病専門の科のある病院やクリニックなど。

・食品保健指導士
栄養士や食品関連業務3年以上のキャリアを持つ人などを対象とする資格です。

健康食品・保健機能食品を取り扱うメーカーや介護施設、薬局・薬店などでの勤務を志望する人におすすめです。

《主な勤務先》
保健センターや保健施設、病院やドラッグストア、薬局や食品メーカーなど。

・サプリメントアドバイザー
日本臨床栄養学会に入会し、各種講座を受講したうえで認定試験に臨みます。
合格すれば、サプリメントの機能性や正しい摂取方法をアドバイスする専門家として新たな活躍の場が開けます。

《主な勤務先》
食品メーカー、調剤薬局や病院など。

・健康運動指導士
安全かつ効果的な運動プログラムを提案・指導する専門家としての資格で、栄養士にも受験資格があります。

《主な勤務先》
病院や介護施設、スポーツジムやフィットネスクラブなど。

・フードコーディネーター
NPO法人日本フードコーディネーター協会が実施する認定試験です。

メニュー開発や店舗プロデュースといった外食関連、食品メーカーでの商品開発、撮影用料理のスタイリングなど、得意分野に応じて活躍の場を広げることができます。

《主な勤務先》
食品会社、キッチンスタジオなど


【医療関連に特化した求人サイト】
医療や介護などに特化した求人サイトなら、情報も豊富で探しやすくておすすめです。
・グッピー


◆フリーランスとして働く
栄養士として経験を積み、人脈が広がれば、フリーランスの栄養士として独立開業するという道もあります。

フリーになると仕事探しも自分で行うため、常にアンテナを張っておきたいところです。
地元の市役所や保健センター、医療機関で仕事が見つかることもあるので、あたってみると良いでしょう。

また栄養士の団体に所属したり、インターネットを活用したり、さまざまな手段で情報収集に努めることも必要です。

幅広い勤務先、幅広い働き方が選べることも、栄養士という仕事の魅力です。
また栄養士にプラスして別の資格を取ることで、キャリアアップの可能性を広げていくこともできます。
栄養士としての未来像を描いたら、それに必要な資格取得にも、ぜひ挑戦してください。

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