実践2:職務経歴書~あなたのことをもっと知りたくて編~
◆職務経歴書とは?
職務経歴書とは、あなたのこれまでの職歴を詳細にかつ具体的に書いたもので
面接官にあなたの能力をアピールするための大切なツールです。
決まったフォーマットはありませんが、うまくまとめられているとそれだけで印象がアップするので
分かりやすく読みやすい職務経歴書作りを目指しましょう。
職務経歴書の書き方




◆何を書いたら良いの?
大卒等の学卒者用や学生バイト用など様々な様式の履歴書があります。
面接官が知りたいのは、あなたが入社してどのように活躍してくれるか、ということです。
従って、アピールするポイントは応募先企業によって変わります。
まずは、応募先企業がどのような人を採用したいのかを理解することが大切です。
それを踏まえた上で、下記内容を元に必要な情報を記入しましょう。
《必要な情報》
- これまでの勤務先、配属部署
- ポジション(役職)
- 業務内容
- 期間
- 身につけた専門的な知識や技術
- あなたの出した結果(前年比130%の売上増、月40件の新規受注 など)
- あなたが受けた評価(社内外の賞 など)
などを具体的に記入します。
(人数、売上、達成率、契約数、店舗数など、具体的な数字があれば数字を交えながら記入すると、説得力がぐんと増します。)
また、その経験を通して学んだことや今後どうしていきたいかなども記入しましょう。
《書いてはいけない情報に注意!》
クライアント企業名や新商品名など、企業間の守秘義務に当たる内容は記入しないよう細心の注意を払いましょう。
あなたのビジネスセンスを疑われかねませんので、気をつけてくださいね。
◆何枚くらい必要?
あなたの経歴によりますが、A4用紙で1~2枚にまとめましょう。
◆手書き?パソコン?
どちらで書いてもかまいません。
手書きの場合、途中で間違えたからと言って修正するのはN.Gです。
最初から書き直しましょう。
◆書き方って?
職務経歴書の様式は自由です。
そのため、あなたがアピールしたい内容によって使い分けてください。
一般的には、下記の2パターンが多いのでご紹介します。
①編年体形式
編年体形式とは、時系列順に業務内容を記入していく形式です。
同じ職種や業務に携わった経験を持っているのであれば
習熟度を効果的にアピールできるのでオススメです。
②キャリア形式
キャリア形式とは、職務内容やプロジェクトごとに経歴を記入していく方法です。
複数の会社で同じ業務をしてきた方や、多岐にわたる職務をこなしてきた方、
また専門性の高い仕事をしてきた方にオススメです。
◆作成時のポイントって?
キーワードは、
1. 簡潔に!
2. 要点をまとめて!
3. 見やすく分かりやすく!
です。
X「前年比150%アップの売上を上げました。」◎「前年比150%の売上増を達成。」
X「見積書の作成業務を行いました。」◎「業務内容:見積書の作成」
『見て分かりやすく、読んで納得!』職務経歴書作りのポイント!
・省略する
・キャッチコピーとつける
・箇条書きにする
・文の書き出しを揃える
・体言止め
◆退職理由って書くべき?
退職理由は書いても書かなくてもかまいません。
あなたにとってプラスになるものであれば記入しましょう。
その際、以前の会社に対する不満や愚痴が理由であればマイナスなイメージを持たれるので
前向きでプラスの理由に変換して記入すると良いですね。
◆書いた内容は覚えておくべき?
面接時に職務経歴書に書かれている内容を元に質問されることがよくあります。
職務経歴書は必ずコピーを取るか、パソコンに保存しておくようにして、
必ず見直してから面接に挑みましょう。
◆別の会社に応募する際、使い回しても大丈夫?
それぞれの会社や職種、業種によって、応募者に求めるものは違います。
各会社ごとに内容を変え、アピールすべき点をアピールしましょう。
面接官は、使いまわされた職務経歴書を見抜いていますよ。
◆できた!本当にこれで大丈夫?
お疲れ様でした。
書き上げた書類を、今度は面接官になった気持ちで読み返してみましょう。
- 日付、氏名は記入できていますか?
- 誤字脱字はありませんか?
- フォントやレイアウトは揃っていますか?
- 雇用形態や会社の規模は記入できていますか?
- 年号を含めた数字に間違いはありませんか?
- 何をどのように達成したのか、何ができるのか、アピールポイントが伝わっていますか?
- 自己PRはまとまっていますか?
職務経歴書は、『あなたに会いたい』『あなたに来てほしい』と思わせるための強力なツールであり、
履歴書同様面接への第一歩です。
職務経歴書を作る手間を惜しまず、あなたの魅力満載の“会ってもらえる”職務経歴書を作ってくださいね。
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