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不動産鑑定でお探しの方へ

建物などの不動産や土地の価値は、素人が見ても分からないものです。そこで正しい評価をサポートするために必要なのが不動産鑑定士です。例えば、国は毎年1回全国の土地評価を地価公示価格として公表していますが、これは全国にいる不動産鑑定士がその土地の評価に関わることで正しい公示価格を出すことが出来るのです。
また、財産相続や不動産売買においても正しい価値が必要となりますが、売買の際には不動産鑑定士が作成した不動産鑑定評価書を参考にして交渉することが可能になるのです。

不動産鑑定士は国家資格です。不動産という大きな価値があるものを正しく鑑定するには、法律や経済などの専門知識が必要で、また移り行く情勢に応じて取得後も継続的に勉強していくことが大切です。そして不動産は時に利害関係を生みますので、秘密を厳守できる責任感も必要な仕事なのです。土地や不動産を実際に訪れるフットワークの軽さと、鑑定評価書やレポートを作成する事務処理能力も求められます。

すでに不動産鑑定士を持っていて転職を考えるのであれば、不動産業界だけでなく金融業界やコンサルティング業の投資顧問といった職種も視野に入れるといいでしょう。国内の鑑定士連合会の求人は鑑定事務所がメインですが、資格を持っている人は専門職を扱う転職サイトを利用する事で、幅広い転職先を探すことが可能になります。
未経験の場合は、試験に合格して実務修習をクリアすれば不動産鑑定士の資格登録ができます。これには1～3年という期間がかかるため、不動産鑑定事務所で働きながら実務修習を行うことが効率的です。