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教育に携わる公務員は、教育公務員と呼ばれます。公立学校の教師も教育公務員です。教師は自分の担当する科目の指導を行う他、学校行事の運営や部活動の指導、受け持つクラスがあればホームルームや進路の指導など、日々様々な仕事を担います。自分の担当科目についての勉強も欠かせません。教育公務員には他に、教育委員会の教育長や学校の校長、園長などがありますが、こちらは科目指導というよりは行事での挨拶など、組織運営における対外的な仕事が主になります。
講師は学校の講師の他、塾講師、教室の講師など様々ありますが、基本的には自分の専門分野の指導を行います。

教育公務員や講師など他人に教えることが仕事の場合、何と言っても「生徒のために、教えることが好きかどうか」が問われます。日々、分かりやすい授業を行うための研究や、間違ったことを教えないための知識のアップデートは欠かせませんので、教えることに情熱を感じない人にはなかなか務まりません。また、指導の対象が児童や青少年の場合には、やはり子供を好きな人の方が向いていると言えるでしょう。いずれにしても、教育公務員や講師の仕事は、生徒にしっかりと向き合うだけではなく、保護者への対応などもあるため、人間関係は濃厚になります。コミュニケーションを取るのが得意な場合は向いているでしょう。

学校の教師や講師を目指している場合、教員免許を取得していれば、基本的には経験者・未経験者ともに転職はそれほど難しくありません。落ち着いた常識のある態度で面接に臨みましょう。
資格の必要のない講師職の場合は、やはり経験がものを言います。経験者はこれまでの実績を存分にアピールしてください。教え方でどのような工夫を行ったかなど、具体例を挙げると伝わりやすいです。未経験者の場合は、これまでの人生の中から「指導すること」につながるような経験をアピールしましょう。会社の後輩をどのように育てたかなど、人との向き合い方が分かるような話が良いでしょう。