40代転職で候補に入れてみたい「第三種冷凍機械責任者」とはどんな資格？

みなさんは、「第三種冷凍機械責任者」という資格をご存知でしょうか？

冷凍にかかわる高圧ガスを製造する施設において、保安の業務を行う資格です。
普段、あまり耳にしない名前ですが、実は国家資格なのです。

今回は、「第三種冷凍機械責任者」という資格について、ご紹介いたします。

• 第三種冷凍機械責任者資格とは？
• 第三種冷凍機械責任者資格の取得方法
• 第三種冷凍機械責任者の資格を活かす

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第三種冷凍機械責任者資格とは？

冷凍機械責任者とは、「冷凍にかかわる高圧ガスを製造する施設において、保安を含む統括的な業務を行うことのできる資格」です。

この資格には、「第一種」「第二種」「第三種」の区分があります。

第三種冷凍機械責任者は、1日の冷凍能力が100トン未満の冷凍空調機器を備えている施設、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場などにおいて、冷凍に関わる業務を行うことができます。

第三種冷凍機械責任者資格の取得方法

第三種冷凍機械責任者の試験は、高圧ガス保安協会が年1回実施しています。
受験資格は特に設けられておらず、誰でも受験することができます。

●試験科目
試験は、筆記による5肢択一の学科試験です。
試験科目は、「法令」と「保安管理技術」の2科目です。

この試験には、同協会主催の講習会を受講することによる、受験科目免除制度があります。
高圧ガス保安協会が実施する法令・保安管理技術の講習会を受講し、所定の試験に合格すると、「保安管理技術」の試験が免除されます。

●合格率
高圧ガス保安協会により、3日間の講習会が年2回開催されています。
合格率は約30％強となっています。

試験日程、願書配布、提出及び講習会についての詳細は、高圧ガス保安協会のホームページで確認してみてくださいね。
高圧ガス保安協会

第三種冷凍機械責任者の資格を活かす

この第三種冷凍機械責任者は、一日の冷凍能力が100トン未満の冷凍設備について統括的な業務を行うことができる、となっています。

近年、ビルなどに設置される冷凍機の大半が「冷凍機械責任者」の不要な冷凍機になってきており、この資格者の設置義務も減ってきてはいるようですが、商業施設や小規模の冷凍冷蔵工場など、まだまだニーズはあります。

●まとめ
資格者設置が義務付けられていなくても、取得した知識や技術が役に立たないということは決してありません。
現に毎年多くの受験者がこの試験にチャレンジしています。

まず第三種冷凍機械責任者の資格を取得後、第二種、第一種の試験にチャレンジしてみる、というのはいかがでしょう。

資格の有無だけで判断されるのではなく、取得した知識や技術、資格取得にむけて頑張ったという事実が、あなたの評価を高くしてくれることは間違いありません。

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■今回は以下のサイトを参考にさせていただきました。
高圧ガス保安協会