好感度アップ!中高年の転職を成功させる職務経歴書の基本の書き方と3つのコツ

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代理店営業に必要な3つのスキル

転職したい会社が見つかったら、最初にしなければならないのが応募書類(履歴書・職務経歴書)を書くことです。

転職をお考えのあなた、履歴書と職務経歴書を作成するとき、どちらに力を入れていますか?また、採用担当者は、どちらを重要視していると思いますか?

実は、中高年の転職現場では採用担当者は、履歴書よりも職務経歴書を重要視しているのです。

今回は、中高年の求人サイト「FROM40」を運営している私たちが、履歴書と職務経歴書の違いから採用担当者の好感度を上げる職務経歴書の書き方のコツまで、例を上げながら分かりやすく説明します。

「職務経歴書を書くのが苦手・面倒・できればささっと書いて終わらせたい」という方や、「書類審査を突破できない」という方は、ぜひ最後まで読み役立ててくださいね。

目次

履歴書と職務経歴書の違い

応募書類の違い

応募書類といえば、「履歴書と職務経歴書」ですが、履歴書も職務経歴書も同じようなことを書いているのに、どうして2つも必要なのでしょうか?

◆「履歴書」と「職務経歴書」、いったい何が違うの?
まず、「履歴書」と「職務経歴書」の違いについてみていきましょう。

《履歴書》
目的 応募者の基本情報を確認する
伝えられること 応募者の略歴
書くべき内容 氏名、年齢、連絡先、学歴・職歴、資格・スキル、応募動機など
書式 定型化されている

《職務経歴書》
目的 これまでの職務経験や仕事で活かせるスキル・資格を確認する
伝えられること 応募者が何をできるのか、応募者が何をしてきたのか
書くべき内容 氏名/ 在職期間/ 会社名/ 会社の規模や事業内容/ 応募者の業務内容や成果など
書式 定型化されていない


簡単にまとめると、下記の通りです。

履歴書:応募者自身の情報や略歴を伝えるもの
職務経歴書:応募者の過去の職務に関する経歴や資格・スキルを伝えるもの


似たようなものとはいえ、伝える内容や目的は全く違いますね。
では、採用担当者にとってはどうなのでしょう?

◆採用担当者にとっての「履歴書」と「職務経歴書」とは?
採用担当者にとって「履歴書」と「職務経歴書」は、まったく位置づけの異なるものです。

履歴書:本人確認資料として選考及び採用後に保管される応募書類
職務経歴書:選考判断に使われる選考資料


中途採用の担当者が知りたいことは、あなたが「何ができるか」「何をして、どんな成果をあげてきたか」「それを自社でどう活かし活躍してくれるのか」です。そのため採用担当者は履歴書ではなく主に職務経歴書を見て選考します。

応募者にとっては、職務経歴書でいかに自分の職務経験やスキル・実績をアピールできるかが、書類選考突破や応募企業に合格するために大切なことなのです。

書類審査に通りやすい!職務経歴書を書くための準備と基本の書き方

職務経歴書を書く前の準備イメージ

職務経歴書の大切さを理解し、「よし、職務経歴書を書くぞ!」と思っても、何をどう書き進めていけば良いか分からない人も多いのではないでしょうか。職務経歴書を書く前には、準備が必要です。

どのような準備をすれば良いのか、早速みていきましょう。

◆職務経歴書を書く前に準備しなければならないこと
(1)これまでのキャリアを書きだす
これまであなたが勤務してきた会社ごとに、「あなたのしてきた業務内容」「成果・実績・評価」「身につけたスキルや能力」「取得した資格」などを全て書き出します。

そこで、自分の強みや得意分野、どういう点が評価されてきたのかを、まずはご自身で客観的に理解していきましょう。


ポイントとなるのは【5W1h】。「(When)いつ、(Where)どこで、(Who)だれに、(What)なにを、(Why)なぜ、(How)どのように」を意識して、下記の《キャリアの書き出し例》を参考に書き出してみてください。

《キャリアの書き出し例》
When
(いつ)
2000年4月~2008年8月
Where
(どこで)
株式会社●●(オフィス用具の総合商社、50名)
Who
(だれに)
新規顧客(担当エリア:東日本)
What
(なにを)
オフィスでの消耗品(単価:300~50,000円程度)
Why
(なぜ)
新規クライアントの開拓
販路拡大
How
(どのように)
電話営業
紹介
メールや手紙でのご案内
成果・実績・評価 2003年 優秀社員賞
2005年 社長賞1回
2006年 優秀社員賞・課長職に昇進
2002年~2007年 6年連続目標100%達成
スキル・能力 社会人としてのマナー、営業力(トーク・気配り)
お客様のニーズや課題の把握力と分析力
改善するための提案力・企画力
マネジメント能力(2006年より課長職となったため)


(2)自分のスキルや能力が応募企業にどう役立つかを考える
(1)であなたがこれまでの経験で身につけたスキルや能力が分かりました。また、どのような点が評価されてきたのかも客観的に理解できていると思います。

ここからは、応募している企業の求めている人材に、自分のスキルや能力のどの部分がマッチするか、担当者に魅力的に映る経験や知識はどれか、などを考えていきます。

中途採用で求められているのは”即戦力”。

「がんばります」や「努力します」ではなく、「これまでの◎◎で培ってきた△△というスキルや経験を活かし、●●の点で××して御社に貢献します」と記載している方が、説得力がありますし、採用担当者に「会ってみたいな」と思わせることができます。

企業の求人票やホームページなどをよく読み、先方のニーズを捉え、最もマッチしアピールできる点を見つけたら、いよいよ職務経歴書に書き込んでいきましょう。

◆職務経歴書の書き方
ここからは、一般的な職務経歴書の書き方について紹介します。

職務経歴書のフォーマットは決まっていませんが、ここだけは守った方が良いポイントをまとめましたので、確認しておきましょう。

枚数 A4用紙に1~2枚以内にまとめる
長すぎると「企画力や人に分かりやすく説明・提案する力の欠如」と判断されかねないため、工夫してまとめてください。
書式
(編年体式)
時系列順に業務内容を記入していく形式
応募企業と同じ職種や業務に携わった経験を持っているのであれば、習熟度を効果的にアピールできるのでオススメ
書式
(キャリア形式)
職務内容やプロジェクトごとに経歴を記入していく形式
複数の会社で同じ業務をしてきた方や多岐にわたる職務をこなしてきた方、専門性の高い仕事をしてきた方にオススメ
書き方
(手書き・パソコン)
応募先企業から指定がない限り、どちらでも大丈夫
手書きの場合は黒のボールペンを使用します。途中で間違えてしまった場合、修正液を使うことはNG!必ず最初から書き直しましょう。
パソコンの場合は、余分な空白や改行がないかなどの点に気を付けましょう。

以上が最低限守るべきポイントですので、しっかりと確認してください。

採用担当者の好感度アップ!職務経歴書の書き方3つのコツ

職務経歴書の書き方のコツイメージ

最後に、採用担当者に好感を持ってもらえる職務経歴書の書き方の3つのコツを紹介します。

同じ内容でも書き方ひとつで印象が大きく変わりますので、ぜひ活用してください。

(1)見出しやレイアウトを工夫し、読みやすく!
ただダラダラと書かれた職務経歴書は誰も読みたいと思いません。読む相手のことを思いやり、読みやすく、読みたくなる工夫をすることが大切です。

例えば、
・レイアウトをそろえる
・職務内容や実績部分は【職務内容】【実績】などとパッと見て分かりやすくする
・箇条書きにする
・分かりやすく簡潔な文章にする

などです。

《OK事例》

【職務内容】
・新規顧客開拓のため、電話による新規営業(月約50社~100社)
・既存顧客へのルート営業(担当20社)

【実績】
・新規成約率35%達成(社内NO.1)
・2017年度、2018年度の2年連続社内MVP賞獲得


《NG事例》

職務内容は、新規開拓営業とルート営業をどちらも行っておりました。
新規営業は電話で行い、月間約50~100社に営業していました。既存顧客は約20社担当しておりました。

新規成約率は35%で社内No.1の成績で、2017年と2018年には2年連続で社内MVP賞をいただきました。


どちらが分かりやすいか、見比べると一目瞭然です。他の応募者との差をつけるためにも、ひとつひとつ吟味しながら作成していきましょう。

(2)「担当者が会いたくなる」要素を詰め込む
職務経歴書の最初の目的は、書類審査を突破し、面接に進むことです。そのため、担当者に「この人に会ってみたいな」と思わせることが大切です。

《OK事例》

前職では、1日平均約50社の企業様に、15年間休まず電話営業を行いました。
毎日怠らずに電話営業を行いながらトークの改善を行った結果、社内の平均契約率が20パーセントのところ、35パーセントまで高めることができました。


《NG事例》

前職では、15年間営業として精一杯がんばってまいりました。


上記の2人では、どちらに会いたくなるでしょうか?もし同一人物だったとしても、書き方ひとつでこんなにも印象が変わります。

これまでの経験や成果で数字化できる部分は数字化し、具体的な数字を入れながら事実を分かりやすく伝えることが大切です。

(3)気持ちを込め、読みやすいよう丁寧に作成する
採用担当者は採用のプロです。職務経歴書を読めば、あなたがどのような気持ちや心意気で作成したのか、手書きであれパソコンであれすぐに分かります。

相手のことを思い、「読みやすく理解してもらえるように」という心意気で作成した職務経歴書からは、必ず応募者の意欲や誠実さが伝わり、好感度が上がります。

本当にその会社で働きたいと思うのであれば、これまで紹介してきた内容やコツを押さえながら、その熱意を余すところなくアピールしてください。

まとめ

中高年の転職にとって、職務経歴書は必要不可欠なパートナーです。職務経歴書の内容によって合否が左右されると言っても過言ではありません。

軽く考えず、作成前には充分な時間をとって企業調査と自分の経験・能力・スキルの棚卸しを行い、担当者が読みやすく会いたくなるような職務経歴書を作ってくださいね。

あなたの転職活動がうまくいきますように。

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