採用を勝ち取る!40代で人事転職をめざすなら知っておくべきこと

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従業員が気持ちよく働ける環境を整え、会社に必要な人材の採用・育成をする人事の仕事。

「モノ」「カネ」と並び、会社経営の根幹である「ヒト」を担う業務は、社会人としてさまざまな経験を積んできた40代にとっても、非常に魅力的ですよね。

今回はアラフォー以上歓迎求人を扱うFROM40が、40代が選考を突破し、人事への転職を成功させるために知っておきたいポイントを、採用担当者の目線から考えます。

採用担当者に響く応募書類の書き方や、面接で受け答えの仕方、そして積極的に転職活動を行うべき時期まで、採用を勝ち取るためのテクニックをご紹介していきます。

過去の経験にかかわらず、40代で人事職への転職を真剣に検討しているなら、ぜひ最後まで目を通し、あなたの転職の計画と成功に役立ててくださいね。

目次

40代応募者を採用担当が見るときのポイントは?

40代を面接する人事担当者

その会社・組織によって採用に至る理由は異なりますが、基本的にはどの企業も以下4つの視点から応募者を見ています。

◆応募者が、自社の求める人物像とどのくらいマッチしているか
会社・組織の採用は、人材の補充や業務拡大など、明確な理由・目的のために行われます。

どの会社・組織も、自社の設定する「理想の人材・人物像」と応募者を照らし合わせ、可能な限り合致点の多い人物を探しているのです。

このような、応募者の経歴・人柄と企業が理想とする人物像との合致点の多さは、転職業界で「マッチング度」とも表現されています。

採用担当者は応募者の提出する履歴書と職務経歴書、そして面接での受け答えから以下のポイントを探り、自社とのマッチング度を測るというわけです。

・応募者の経歴や経験が、自社の求める最低基準をクリアしているか
・具体的にどのくらいの期間、どのような実務を経験してきたのか
・自社が想定する業務内容を、遂行できる熱意や人間性があるか
・自社が想定している業務に対し、どのくらいの即戦力性があるか
・今回の採用の目的を、どのくらい満たし得る人材であるか  など


◆応募者の人柄や仕事への価値観が、自社の感覚と近いものか
スキル面で理想の人物像にぴったりはまっていても、既存の従業員と折り合いが悪く、すぐ退職してしまうような人材は企業・組織には必要ありません。

このため、選考では応募者の仕事上の経験やスキル、成果とあわせて「仕事への価値観」や「個人の人柄」も以下のような質問から探っていきます。

・なぜ前の職場を退職し、自社に転職しようとしているのか
⇒退職・転職の理由や志望動機から、仕事への価値観や熱意を測っている

・過去の失敗や挫折、または成功の体験から何を学んだか
⇒大きな出来事に対しての考え方や分析の有無、認識の違いから、仕事への姿勢や一緒に働く周囲の人たちへのかかわり方が見えてくる

・長い離職期間、または繰り返しの転職歴への質問
⇒辞めグセがついていないか、また記載していない職歴があるなど、経歴の詐称をするような人物ではないかを確認する

◆応募先である自社のことを、どの程度理解できているか
会社・組織にとって仕事や自社への愛着・熱意のない人材を採用することは、入社後のトラブルやスキルの伸び悩み、内定辞退のリスクをはらんでいます。

このため、選考では自社の業績や経営、広報などに関する質問をして、応募者の自社への理解度や入社への熱意を測る質問も行われます。

◆企業風土や、採用担当者との「相性」も実際ある
どの会社・組織も、ある程度の基準や方針に沿って公平を意識した採用活動を行っていますが、実際に選考し採用の決定を下すのは人間です。

このため、採用の成否に応募者と採用担当者、また企業風土との相性が作用する可能性は、確実に存在しています。

経歴・スキル面でマッチしていても、採用担当者に「自社の雰囲気に合った人材」「一緒に働きたい人」と思ってもらえないと、採用されないこともあると理解しておきましょう。

40代の人事転職!採用担当に響く応募書類作成のコツ

人事求人への応募書類を持つ40代女性

採用担当者の視点を知れば、応募先に提出する書類作成のコツも見えてきます。

ここからは前項を踏まえ、人事への転職成功をめざす40代がおさえるべき応募書類作成のコツをご紹介していきます。

◆「履歴書」と「職務経歴書」、応募書類の役割を理解しよう
40代が人事への転職をめざす場合、応募に必要な書類は履歴書と職務経歴書の2つです。

これらはいずれも、会社・組織が応募者がどのような人材かを見る資料となりますが、書くべき内容は以下のように異なります。

履歴書 ・氏名、年齢、性別、住所、連絡先など応募者の基本情報
・応募者の学歴と簡単な経歴、保有スキルなどの情報
・志望動機や、入社への熱意やスキルのアピール
・その他、扶養家族の有無や趣味、特技など応募者に関する情報
職務経歴書 ・表題、提出年月日、応募者の氏名、連絡先などの基本情報
・応募者の職歴と、それぞれの勤務先での役割や地位、功績
・応募者が持つスキルや経験に関する、具体的な数値や情報
・その他3行程度の職務要約、志望動機、事故PR など


履歴書は応募者の人間性と略歴を伝え、職務経歴書は応募者の仕事での成果・姿勢を伝え、アピールするためのものと認識してくださいね。

◆応募書類は「嘘偽りなく書く」のが基本!
転職活動中の応募書類で嘘を書くことは非常に不誠実であり、応募先に対して「私は社会人として、信用ならない人間です」と宣言していることと同義です。

たしかに、応募書類で立派な経歴を上げ連ねれば、採用は勝ち取れるかもしれません。

しかし、その人の本当の仕事の実力や保有スキルは、一緒に働けばすぐにわかります。

どこの会社・組織も、大切な局面で嘘をつくような人間に、会社の大切な人材の採用・管理・育成を任せたいとは思わないはずです。

あなたが社会人として信用に足る人間と示すためにも、応募書類は必ず嘘偽りのない内容で用意してください。

◆志望動機は「具体的」かつ「前向き」になるよう意識して!
会社・組織が応募者の志望動機から知りたいのは「退職・転職理由」「入社への本気度・熱意」「過去の経験・実績」「採用にあたってのメリット」の4点です。

以下を参考に、それぞれが具体的かつ前向きに伝わるよう、志望動機を作成しましょう。

退職・転職理由 ・前の職場の悪口や、不平不満は言わない
・退職と転職を決意する理由は、前向きで納得できるものに言い換える
例)
「**の経験から、身に着けた○○のスキルで活躍したいと思うように」
「やりがいを持って働いていたが、△△の経験から人事の仕事に注力したくなった」
「人事として働く中で応募先を知り、その理念や人事制度に感銘を受けた」など
入社への本気度・
熱意
・社風、理念、商品などの具体例を用いて、応募先に惹かれた理由を述べる
・応募先の商品やサービスの利用体験など、接点を感じさせる話
・同業界や同職種からの転職なら「だからこそ」感じた応募先の魅力を入れる
・前職との違いに触れ、応募先に転職して働きたい意思を伝える
(ただし、前職場の悪口にならないよう十分に注意する)
過去の経験・実績 ・過去に勤務した会社やそこでの業務内容、プロジェクト内容を具体的に
・アピールとなる成果や経験を述べるときは、具体的な数値を交えて説明
(前年比で〇%の業務効率化に成功、直近5年は〇人の部下を持つ立場に など)
・応募先の求める人物像に合致する経験やスキルは、積極的に盛り込む
採用にあたっての
メリット
・応募先に「この人を採用したら…」と具体的にイメージさせるよう意識する
・自分を採用することで、応募先にどのようなメリットがあるかを述べる
例)
「前職での○○と△△の経験を活かし、貴社の人事として**という風に貢献できると考えている」
「これまで培ってきた労務の経験を活かし、今後は貴社の理念のもと□□のような評価と人材育成制度を整え、貴社と貴社従業員の役に立ちたい」など


【合わせて読みたい】
ミドル世代の転職事情と履歴書への「転職理由」書き方のポイント

◆趣味・特技の欄は、人柄を伝える項目と考えよう!
履歴書の「趣味・特技」欄は、あなたの人柄や魅力を応募先に伝えるための項目です。

あなたの趣味・特技のなかから、以下を参考に応募先に響きそうなものを選択して、記入してくださいね。

《履歴書に書くべき趣味・特技の選び方》
・応募先の事業内容と親和性があるもの
⇒スポーツやアウトドア関連の会社なら「旅行」や「キャンプ」特定の「スポーツ」、外資系企業なら「英会話」や「海外旅行」「映画鑑賞」など

・人事職と親和性の高そうなもの
⇒特技として「人の顔と名前を覚えること」、趣味として「読書」や「資格取得」などを挙げると、人事としてのコミュニケーション能力や向上心のアピールに

・応募先の企業研究の結果、盛り上がりそうなもの
⇒応募先が力を入れている活動、例えば陸上部に力を入れている会社なら「マラソン」、事前活動に力を入れているなら「ボランティア活動」など

《履歴書への趣味・特技の書き方》
読みやすいよう、履歴書欄の1行目にひと言で趣味または特技を書いてから、改行してどのくらい続けているかや内容など、具体的な説明を書くと良いですよ。

【合わせて読みたい】
40代からの転職を有利に!印象が良くなる履歴書の書き方とは?
就職成功道!履歴書編

◆職務経歴書の書き方は、読みやすさとキャリアによって変えて!
職務経歴書の書き方には、古い経歴から時系列にする「編年体」、新しい経歴から時系列にする「逆編年体」、キャリアごとに区切って記載する「キャリア式」があります。

一般的に読みやすいとされ、最も多く使われているのは編年体ですが、直近の経歴をアピールしたいときには逆編年体が有効的です。

一方でキャリア式は、携わった業界・プロジェクトから経歴を紹介するのに適しています。
あなたの経歴にあわせて、適しているものを考え、使って診ましょう。

【合わせて読みたい】
40代転職、採用に一歩近づく!職務経歴書・基本の書き方&ルール
就職成功道!職務経歴書編

40代の人事転職!攻略のための面接テクニック

人事転職への面接に臨む40代男性

ここからは書類選考を突破し、人事の転職面接に臨む40代に向けて、採用担当を攻略し内定を勝ち取るため押さえておくべきポイントをご紹介します。

◆最低限、身だしなみは年齢相応で清潔感あるものに整えて!
人事担当者は仕事柄、社内外のさまざまな人と接する機会が多くなります。

一般的に、面接での身だしなみは「取引先と会うときの身だしなみ」と受け取られますから、身だしなみに以下のようなマナー違反がある人は即刻不採用となります。

《面接で第一印象のみで不合格になる身だしなみのNG例》
・ジーンズやスウェットなど、TPOにふさわしくない服装
・着ているスーツにシワやシミ、汚れ、ヨレなどがあり汚らしい
・寝癖があるなど、髪がセットされておらず清潔感がない
・無精ひげが生えている、または化粧がされていない
・香水や整髪料、化粧品などのニオイが強すぎる  など


以下の記事を参考に、40代男女に求められる年齢相応の清潔感ある服装や髪型に整えて、面接に臨んでください。

【合わせて読みたい】
【男性編】40代の転職を成功をさせるコツ!知っておくべき服装のマナー
【女性編】40代の転職を成功をさせるコツ!知っておくべき服装のマナー

◆時間を守り、入室と退室のときのあいさつはしっかりと!
社会人として、約束の時間を守るのは基本中の基本です。早すぎても遅すぎても失礼にあたりますから、早くとも面接開始時刻の10分前に受付できるよう出発してください。

また、入室と退室するときの挨拶も、40代はできて当然と見なされます。面接のはじめと終わり、部屋を出入りするときは相手の目を見て笑顔であいさつしましょう。

入室では「失礼いたします、本日はよろしくお願いします」、退室時は「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします」でOKです。

なお、あいさつは相手に聞こえていないと意味がありませんから、大きくハキハキと発声してくださいね。

◆話すときは、しっかり会話のキャッチボールを!
声が小さ過ぎたり、質問と回答がかみ合わない、応募者が一方的に話続けてしまって会話が成立ないと、採用担当者はあなたを知ることができません。

会話のキャッチボールができないと、あなたが理想的な人材で、すばらしい志望動機を用意して行っても「一緒に働くことは難しい」と判断されてしまいます。

相手の話を最後まで聞き、頭の中を整理してから、質問されたことに対してゆっくり的確に答えるようにしてください。

【合わせて読みたい】
40代転職時に『面接』を成功させるには?知って得する6つの成功ポイント!

◆挙動不審は相手を不安にさせる!堂々とふるまって!
面接は緊張するものですが、あなたの顔が終始強張っていたり、落ち着きなく体を動かしたり、目を合わせてくれないと採用担当者も不安になります。

耐えられないほど緊張しているようなら、相手に「すみません、緊張してしまって」と明かせば少しラクになります。極力笑顔で、担当者の目を見て話してくださいね。

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入社後、会社代表として社内外のさまざまな人と接する人事担当者には特に、社会人としてのマナーを守り、相手に合わせた失礼のない対応をすることが求められます。

面接は人事としての素養を問われる場でもありますので、心して臨みましょう。

40代で人事に転職、成功しやすいタイミングは?

転職のタイミングを考える 40代女性

書類・面接の選考を突破し、40代で人事転職を成功させるイメージは沸きましたか?

ここからは、40代での人事転職を成功させるために転職活動に乗り出すべき、ベストタイミングを見定めるヒントを解説していきます。参考にしてくださいね。

◆転職市場の傾向で考えれば、6~7・9~10・12~1月!
一般的に、求人数は夏季ボーナス支給前後にあたる6~7月、会社によっては年度末にあたる9~10月、年末年始にあたる12~1月に増加すると言われています。

このため、転職が成功しやすくなるタイミングを「求人が増え、転職の選択肢が増える時期」と考えるなら、このいずれかのシーズンを狙うのが良いでしょう。

ただし、この時期はあくまで他に比べて求人数が増える時期です。

この時期の転職成功を狙うなら、6~7月、9~10月、12~1月にすぐ求人応募ができるよう、応募書類の作成や転職活動の準備を事前に進めておく必要があります。

【合わせて読みたい】
知っトク!40代で転職してもきちんとボーナスを受け取る方法

◆キャリアの転換期を控えているなら、将来を見越して判断を!
昇進や資格の取得、大型プロジェクトへの参加など、今後のキャリアに影響を及ぼしそうな出来事を前に、転職時期を決めかねることもあります。

そんなときは、それぞれ以下の視点を持って転職時期を検討してみてください。

・昇進の話が来て、転職時期を迷っている…
⇒将来的に管理職をめざしたいなら、現職のまま1~2年管理職経験を積むべし。プレイヤーであり続けたいなら、早めに転職の意思を現職場に示そう。

・資格取得の前後、どちらのタイミングで転職すべきか…
⇒転職先に関係のある資格なら、取得してからの転職がおすすめ。取得前に退職するとブランクが生まれ、資格を取っても転職活動が難航する可能性アリ。

・年単位で、大型プロジェクト参加の話が来ている…
⇒中途採用の求人は緊急性の高いものが多いため、内定から長期間待ってくれるところは少ない。参加を辞退するか、プロジェクトを終えてから転職活動をしよう。

・転職回数が多くなってきているが、どうしても転職したい…
⇒まずは「転職欲」の原因になっている不満を特定し、転職せず現職場でそれを解消することを考えて。そのうえで、不満を解消できる転職の内容と時期を具体的に考えよう。

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職歴の多い40歳が、転職回数を市場価値に変えるための3つの秘訣

◆ライフイベントを控えているなら、転職が適切か考えて!
結婚や出産、介護、家の購入など、大きなライフイベントを控えたタイミングでの転職に悩む40代も、少なくないでしょう。

この場合は、個々の置かれている状況によって判断が難しくなりますが、以下を参考に考えてみましょう。

《結婚を控えている場合》
結婚後の仕事環境に何を期待しているかで、転職すべきタイミングが変わってきます。

漠然と「家庭と両立しやすい職場」をめざしての転職では、40代で転職する根拠としては弱く、人事の正社員採用は勝ち取れない可能性が高いでしょう。

まずは、自分が結婚後にどう働いていきたいのか、結婚後も働き続けることでどう自己実現していきたいかを具体的に考え、イメージしてみてください。

理想の実現に必要な条件は何かを考え、条件を満たすのにかかる時間を逆算して、転職時期を設定すると良いでしょう。

《妊娠・出産を希望している場合》
出産後も働き続けたいのに、現在の職場で産休・育休を取れる可能性がゼロに近いなら、制度の整った会社に早めに転職して環境を整えてください。

ただ、一般的に産休・育休制度を利用するための規定は会社によって異なり、原則的には以下2つの条件を満たさなければ取得できないとされています。理解しておきましょう。

「同一事業主に引き続き1年以上雇用されている」
「子が1歳に達する日を超えて引き続き雇用されることが見込まれる」


《家の購入を検討している》
失業中や転職活動中、転職後1~2年の間は「安定した収入がある」と判断されにくいため、銀行への住宅ローンの申請が通りにくくなります。

このため家を購入したいなら、安定した収入があると判断されやすい転職前にローンを申請し、購入手続きを終えておくことをおすすめします。

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40代転職の年収下落は防げる!転職後の年収をダウンさせないコツ

◆自分の気持ちが固まったときが、転職すべきとき!
ここまでに見てきた状況以外にも、年齢や漠然とした不安・不満から、人事への転職を考えながらタイミングを迷っている40代は多いでしょう。

転職のために動き出すべきタイミングは、個人によって異なります。

しかし転職を迷い、退職の理由や転職先に求めるものを自問自答しながら、求人を探し続けているうちに、あなたに合った求人が見つかるはずです。

あなた自身が「今だ」と感じ、自分に合った求人と出会えたときが転職のベストタイミングですので、迷っているなら準備をしつつ待ってみるのもいいでしょう。

ポイントをおさえ、40代の人事転職を成功させよう

40代の人事への転職成功 イメージ

社内外の人を相手にする人事は、40代の社会人としての経験が活きる仕事です。

20~30代向けに比べると求人数が少ない分、年齢相応の即戦力性が求められますが、職種未経験でも転職できる可能性はあります。

この記事を参考にポイントをおさえ、選考を突破し採用を勝ち取ってくださいね。

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