女性転職にリミットはある?年齢に関係なく転職を成功させる考え方

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30年ほど前までは、女性は結婚や出産までの短期間だけ1つの会社働くもので、妻や母になったら仕事を辞め家庭に入るのが当たり前とされていました。

しかし昨今の少子高齢化、またこれに伴う労働力不足を解消するため、近年の政府は国を挙げて女性の社会進出や仕事での活躍を推し進めています。

このため年齢や既婚・未婚を問わず、女性のなかにも長期的なキャリアや人生プランを見越した転職を検討する人も、増えてきていますよね。

そこで今回は、女性の転職成功と年齢の関係について、考察していきます。

転職市場においてささやかれる「女性の転職は若くないと成功できない」という噂の是非や、成功するための女性の転職適齢期などをまとめて解説。

さらに、女性が年齢にかかわらず転職を成功させるために必要なスキルやその獲得方法、転職先にすべき会社選びのポイントなども、ご紹介していきます。

女性が年齢に関係なく、望むキャリアプランや人生の過ごし方を叶えられる助けになる内容だけを抜粋しているので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

目次

若い女性しかできないの?転職成功と女性の年齢の関係

女性の転職と年齢の関係 イメージ

転職市場では、昔から「女性の転職は若くなければできない」「28歳が女性が転職できる年齢の限界だ」とする説がささやかれてきました。

結論から言うと、年齢を重ねると転職成功が難しくなるのは事実ですが、これは女性に限った話ではありません。

以下の理由から、年齢を重ねれば重ねるほど転職を成功させることが難しくなるのは、女性だけでなく男性にも共通する間違いのない事実なのです。

《転職成功が、男女ともに加齢とともに難しくなる理由》
・若年者向けに行われていた「ポテンシャル採用」がなくなってくるから
・年齢を重ねた分、大人としての振る舞いはできて当然と受け取られるから
・より現実的に、採用するとどんなメリットがありそうかを測られるようになるから
・熱意ややる気のアピールよりも、経験や即戦力性が重視されるから
・求人数自体が、30代40代と年齢が上がるごとに減っていく傾向があるから



◆ただし、女性に人気のサポート業務は若い方が有利
一方で、女性に人気の一般事務やアシスタントなど、補助的なオフィスワークでは、20代までの若年女性を積極採用する傾向があるのも事実です。

理由としては、補助的なオフィスワークが専門的なスキルを必要としない単純作業がメインで、非正規雇用の多い職種であることが挙げられます。

このため、まだ特定の分野・職種の経験を積んでおらず、かつ柔軟性に富んで自社のカラーに染まりやすい若い女性が重宝がられる傾向にあると考えられます。

◆「女性の転職は若い方が有利」とは、一概には言えない
しかし逆に言えば、高い専門性や社会人としてのスキル・経験を必要とする職種であれば、20代よりも経験豊富な30代以上の世代が求められるということになります。

例えば、現場経験が豊富で高度な折衝能力が必要な営業正社員の募集に、派遣やアルバイトでの事務経験しか無い20代が応募しても、採用の可能性は0に近いでしょう。

このような場合は、20~30代にかけて法人・個人向けの営業職としてしっかり経験を積んでいる女性の方が、スムーズに採用を得られると考えられますよね。

つまり若いうちしか転職成功できないのか、また若いうちにこそ転職しておくべきなのかは、その女性本人が思い描くキャリアプランによって大きく変わってくるのです。

【合わせて読みたい】
20代女性が転職して正社員を目指すには?絶対知っておきたい知識
年齢は関係ない!30代の女性が、転職を成功させるための考え方

女性の年齢と転職成功との関係性がわかってきたところで、次項からは、女性の転職に良いタイミング・具体的な年齢について考えていきましょう。

女性の20代後半での転職は、キャリア選択の幅が広がる好機!

20代後半女性の転職

20代後半の女性は、以下のような理由から企業・転職市場にとって価値の高い人材です。

《企業、転職市場にとっての20代後半女性の魅力》
・まだ若年者と呼べる20代で、かつ一定の社会人経験がある
・基本的なビジネスマナーは会得しているため、新卒より教育コストが低い
・まだまだ若いので、自社のやり方やカラーに染まってくれそう
・ミドル世代と比べて飲み込みが早いので、早く育ってくれそうに感じる



つまり、企業にとって20代後半の女性は社会人として一定のスキルやマナーがあり、かつ伸びしろも大きい、雇いやすく育てやすい人材ということになります。

近年では少子高齢化によって若い労働力が不足しているため、社内の年齢構成や後継者育成のために、男女関係なく若手を中途採用しようという企業も増えています。

20代後半女性なら業界・職種経験の有無によらず、積極採用している企業は多いでしょう。

◆20代後半は、女性が幅広い選択肢を持って転職できる時期
一方、求職者である女性側の視点に立ってみても、20代後半はこれまでの経験からある程度の会社や人を見る目、そしてスキルも養われた状態です。

そろそろ、今まで経験した仕事のやりがいや自分の向き・不向き、会社の制度や人間関係の良し悪しなども、わかってくる頃でしょう。

そんな20代後半に自分の適性に合う職種に就いたり、より深く仕事の専門性を深められる職場に転職することは、その後のキャリア構築においても非常に有意義なものです。

以上の理由から、新卒で就職してから5年程度が経過した27~28歳は、女性のキャリアにとって選択肢を広げやすい好機と言えるでしょう。

◆20代後半女性の転職を阻む2つの壁
ここからは、20代後半女性の転職を成功させるために注意すべき壁をご紹介します。

《1》考えなしの「リミット」「勢い」転職
「28歳だから」「このままじゃいけない気がするから」など、年齢や原因不明の焦燥感を理由に勢いで転職しても、大抵はうまくいきません。

男女問わず、転職を成功させるには「自分がどんな風にキャリアを積んでいきたいか」を考える作業が不可欠です。転職の決断は、慎重に考えてから下してくださいね。

《2》結婚・出産を見越しすぎた「待遇目当て」転職
20代後半と言えば、結婚や出産を経験する女性が一気に増える年代ですよね。

このため、近い将来の結婚・出産を考えて、現職よりも産休や育休・柔軟な働き方に対応した会社に移っておこう、と転職を決める女性も多くなります。

しかし、選考でこのような「待遇目的」を前面に出す20代後半女性には、多くの企業が「すぐ辞めるのでは」「休んでばかりで育たないのでは」と懸念を抱きます。

女性にとって、結婚や出産は大切なライフイベントですが、転職活動中に重きを置きすぎるとなかなか採用を得られない原因となりますので、注意してくださいね。

【合わせて読みたい】
女性の一生を変える結婚前後の転職!有利なタイミングと成功のコツ

◆20代後半女性の転職、成功のカギとなるもの
以下に、20代後半女性の転職成功のカギとなる考え方をまとめましたので、参考にしてくださいね。

・経験やスキルを踏まえ、自分の適性ややりたいことを重視してOK
・転職を決意するのなら、転職成功後2年は仕事に専念する意思を固めておく
・何があるかわからないから、結婚・出産と仕事は両立する前提で探す
・安易に楽そう、または簡単そうな仕事内容や雇用形態に流されない


30歳を超えてからの女性の転職は、積み上げてきたものが活かせるとき

30歳以上の女性の転職

30歳以上の女性の企業側・転職市場から見た魅力は、以下の通りです。

《企業、転職市場にとっての30代後半女性の魅力》
・社会人経験豊富で、特定の仕事・分野への高い専門性が期待できる
・年齢とともに、高いコミュニケーションスキルも培ってきたと予想される
・求める人物像に近く、理想的な即戦力人材である可能性が高い
・新卒や若手に比べ教育コストが低く、自発的に仕事をしてくれそう
・将来的に、若手の育成や管理職まで任せられるかもしれない



【合わせて読みたい】
あなたは向いてる?30歳女性の転職の決断・成功に必要なこととは
正社員をめざす女性が利用すべき15の転職サイトと、利用のコツ

社会人として10年以上の経験を積み、自発的に仕事してくれるだけでなく、若手や後輩の育成まで期待できる30代は、企業にとって魅力的な人材です。

ただ冒頭で述べたように、30代になると男女ともに転職において「即戦力性」が強く求められるようになります。

年齢相応の経験とスキルがあり、仕事への意欲と即戦力性の高い女性なら、将来的な管理職候補としての意味合いも含めて採用する企業も高いでしょう。

◆30歳を超えてからの、女性の転職を阻む壁
ここからは、30代以上の女性の転職を成功させるために注意すべき壁をご紹介します。

《1》即戦力性を無視した、未経験の職種・業界への転職
30代以降の転職において何よりも重視されるのは、年齢相応のスキルや即戦力性を持っているか、という点です。

このため、20代までは比較的簡単だった未経験の業界・職種への転職成功も、即戦力性が重視される30代以降は、非常に難しくなります。

30歳を超えてから転職するなら、自分が即戦力として活躍できる場所をめざすべきです。
以下の条件に当てはまる人は、20代後半の内に転職することを強くおすすめします。

《こんな女性は、20代のうちに転職しておこう!》
・今の職種のままで、30代以降も働き続けるイメージを持てない
・現在とは異なる職種、特に事務職に転職したいと考えている
・未経験で、現職との関係も無いに等しい業界・職種に移りたい



《2》自分の「武器」への理解不足
どんなに応募先の求人とマッチング度や即戦力性の高い30代女性であっても、そのことを自身が把握し、相手に伝えられなければ採用は得られません。

自分や企業への分析や理解の不足は、30代での転職失敗に直結すると心得てください。

《3》仕事への誤った考え方や姿勢
30代では、性別にかかわらず年齢相応のスキルがないと、転職成功できません。
企業側はあなたに対し、これまでの経験を活かした自社への貢献を求めているのです。

このため「適当でいい」「1日の仕事をこなせればいい」という考えで、経験やスキルを積み上げる意識なく働いてきたなら、30代での転職成功は難しいでしょう。

30代での転職を考えているなら、早い段階で仕事への取り組み方・姿勢を変えて、武器を増やすことに注力する必要があります。

《4》出産までの年齢的なリミットへの懸念
30代になると、時間的にリミットのある出産のために休職・退職することの懸念から、30代女性の採用に躊躇する企業は、20代の頃よりも増えてきます。

◆30歳以上の女性の転職、成功のカギとなるもの
以下に、30歳以上の女性の転職成功のカギとなる考え方をまとめましたので、参考にしてくださいね。

・即戦力性は、自分の専門性やスキル・経験を具体的に伝えてアピールする
・アピールするポイントは、相手企業にあわせて自分の武器から選んで使う
・40代50代になった自分を想像して、キャリアプランを明確にしておく
・希望する結婚や出産のイメージは持ちつつも、将来的なことと考えておく


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女性の転職に必要なスキルと、選ぶべき会社の特徴

転職先を探す女性

ここからは年齢にかかわらず女性の転職を成功させるために、知っておくべき転職成功に必要なスキルと考え方、選ぶべき会社の基準を解説していきます。

転職するか悩んでいるなら、具体的な行動に移る前にぜひ確認してくださいね。

◆女性の転職成功に必要な考え方と、スキルの身に着け方
《20代のうちに、自分に必要なものを見極めておこう》
20代後半を、30代以降でキャリアや専門性を磨くために必要な準備期間と考えて、以下を参考に現状の整理と将来の仕事の仕方を考えてみましょう。

《これからのキャリアのために、20代後半女性が考えておくべきこと》
・今の仕事を数年やってみて、どんなスキルや経験が身についたか
・今の仕事を通して、どんなやりがいや気持ちの変化を感じたか
・社会人として数年働いた今、将来的にどんな人になっていたいと思うか
(就きたい仕事や、実践したいライフスタイル・働き方まで考える)
・自分がなりたい将来像にたどり着くために、何が必要かを探る
・必要なものが見えてきたら、それらを獲得するための計画をたてる



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上記を実践しておけば、将来的に転職するかどうかにかかわらず、あなたが理想とする人生やキャリアプランを獲得するのに役立ちますよ。

《転職までに、最低でも身に着けておきたいスキル2つ》
自分の武器を増やし、めざすキャリアに近い転職を成功させるために、30歳までを目安に以下2種類のスキルは身に着けておいてくださいね。

・特定の分野への専門性
転職を希望する業界や職種に関する、専門的な知識や技術・実務経験にあたるスキルです。

30代以降の転職成功に欠かせない即戦力性や、自分の技能が応募先の求める人物像にマッチしていることを具体的に伝えるための、決め手となってくれます。

・汎用性の高い仕事能力
特定の業界や職種ではなく、仕事全般に応用が利くようなスキルのことです。

PCの操作技術や取引先との交渉能力、社内での関係構築のうまさやマネジメントスキルなど、どこの職場でも評価される汎用性の高いスキルのことを言います。

以上2つのスキルを併せ持っていれば、性別や年齢を理由に採用を見送られる可能性は、非常に低くなるでしょう。

◆女性の転職成功のために、選ぶべき会社の基準
企業側が求人のなかで自称する「女性の働きやすい環境」が、必ずしもあなたにとって、働きやすい環境であるとは限りません。

会社の特徴を正しく読み取り、かつ自分のイメージする働きやすさに該当するかを判断するには、まずあなたの思う働きやすい会社の基準を設定する必要があります。

以下に、一般的に「女性の働きやすさ」の指標とされる項目をいくつかまとめておきますので、どれが自分にとってピンとくるか考えてみましょう。

《女性の働きやすさの一般的な指標》
・結婚祝いや、出産・育児支援のための休暇制度が整っている
・時短勤務や雇用形態の切り替えが柔軟で、家庭と両立しやすい
・残業が少なく、ワークライフバランスがとりやすい
・性別や年齢に関係なく、実力で評価される制度が整っている
・同世代の女性社員の比率が高く、ロールモデルをみつけやすい
・管理職のなかに、一定数女性社員がいる
・実力にあわせて、性別に関係なく責任ある仕事が与えられる
・仕事を進める上での自由度が高い



そのうえで求人内容や転職会議・Vokersなど会社の口コミサイトから情報を得て、企業の特徴と比べてみてください。どれが自分の転職先に適した会社か、見えてきます。

女性の転職成功のために、重視すべきなのは年齢ではない

転職成功に向けての準備

少子高齢化が進み、人口構成や人々の仕事への考え方が大きく変わってきているいま、転職成功への年齢や性別によるリミットは、消滅しつつあります。

転職活動そのものが「若い方が選択肢が幅広い」ことは事実ですが、これは女性に限ったことではなく、男性にも当てはまることです。

したがって、若くないと女性の転職を成功できない、ということはありません。

それぞれの年齢には、年齢相応の人材として魅力があります。
転職するのが20代後半でも30代になってからでも、成功に大切なものはスキルや考え方・アピールの仕方であって、年齢ではないのです。

女性が将来的な転職を考えているなら、まずは5年後10年後の自分の姿をイメージして、そこにたどり着くまでのキャリアプランを考えてみてください。

そうすれば、あなたの現在から将来への具体的な道筋が見えてきて、あなたの転職を成功へと導いてくれるでしょう。

年収

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