40代から社会福祉士になる!給料・仕事・資格の丸わかりガイド

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コンピューターの技術革新がすさまじく進む中で、AIの導入によって今後数十年でなくなる職業が出てくるでしょう。

データ分析や入力、簿記や会計などの事務、電話オペレーターやホテルの受付、電話オペレーター、スポーツの審判やネイリストなど、なくなるもしくは半減すると言われる仕事はさまざまあります。

しかしそんな中でもロボットに取って変わられることのない仕事の一つが、人のコミュニケーション能力やホスピタリティが求められる福祉の仕事です。

身体的、精神的、経済的なハンディキャップのある人からの相談を受けて、その人の状況に合わせた支援を行う社会福祉士は、例えばタブレット端末に情報を入力すれば解決できるなどというものではありません。

その人が本当に困っていることは何か、それを解決するためにどんな支援が必要なのかを考え、行政や医療機関などと連携を取りながら支援を進めていく仕事です。

話を聞くヒアリング能力やさまざまな機関の人と連携を取るコミュニケーション能力、さらにその人に寄り添うホスピタリティも必要でしょう。

そんな社会福祉士の仕事は社会貢献度も高くやりがいもあり、また高齢化社会の今、社会福祉士の仕事はますます需要が高まっていくと言えるのではないでしょうか。

今回は社会福祉士の仕事内容や給料、やりがいやキャリアアップの方法などについて詳しく解説していきます。

40代から転職して新たなキャリアを積みたい人は、最後まで目を通して選択肢の一つとして参考にしてみてくださいね。

目次

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社会福祉士の仕事って?

笑顔のイラストが描かれた手

まずは社会福祉士の仕事について、詳しく見ていきましょう。

社会福祉士は、いわゆるソーシャルワーカーと呼ばれる社会福祉士及び介護福祉士法に戻づく社会福祉専門の国家資格です。

専門的な知識を有し、身体的、精神的な障害があること、環境などの理由によって日常生活を送ることが困難な人の相談に応じ、助言や指導、福祉サービスの提供などの支援を行います

また行政や医療機関の専門スタッフと連携してさまざまな支援や援助を行う仕事です。
一般的には生活相談員と呼ばれますが、社会福祉士の資格を持っていることは専門職としてより高い水準であることがわかります。

◆幅広い分野で活躍できる
社会福祉士は、「相談業務」と呼ばれる日常生活に困難がある人たちの相談に乗り、アドバイスや支援を行う仕事を行います。

【対象となる人】
相談業務の内容は勤務する職場によって異なります。

高齢者やその家族、また障害者や児童福祉、生活保護といった幅広い社会福祉分野が対象です。

呼び方も職場によって異なります。

ここでは、対象となる人やその呼び方をそれぞれ見ていきましょう。

・高齢者対象
特別養護老人ホームなどの施設で暮らす高齢者や、デイサービスなどを利用している高齢者、またその家族が対象です。

勤務先はそういった高齢者向けの施設で、ソーシャルワーカーや生活相談員、生活指導員と呼ばれます。

・子ども対象
精神的や肉体的にハンディキャップのある子どもや、虐待や何らかの理由で保護者の養育を受けることができない子どもが対象となります。

また、非行などで問題行動のある子どもやその家族も同様です。

児童相談所、児童養護施設、障害児入所施設や母子生活支援施設、母子福祉センターなどが勤務先となり、児童福祉司、児童指導員、母子相談員、少年指導員、児童自立支援専門員などの呼び名があります。

・ハンディキャップのある人対象
身体障害者や知的障害者とその家族が対象です。

障害者支援施設などで勤務し、生活相談員や生活指導員、作業指導員などと呼ばれます。

・生活に困っている人対象
生活に困っている母子家庭や障害者、高齢者、失業者や貧困者が対象です。

各都道府県の福祉事務所などが勤務先となり、ケースワーカーやスーパーバイザーなどと呼ばれています。

・地域に住む人対象
地域社会における個人や家族、各種の住民団体などが対象です。

社会福祉協議会などが勤務先となり、コミュニティワーカーやコーディネーターと呼ばれています。

対象となる人が何に困っているのか、本人からはもちろんその家族からも話を聞き、問題解決のための支援を行うのが仕事です。

一言で社会福祉士と言っても、対象となる人も勤務先も呼び方も実にさまざまあります。

さらに社会福祉会に所属するなどして、成年後見人の講習を受けて一定の条件を満たすことで、法廷成年後見人として活動することも可能です。

成年後見人とは、認知症などで判断能力が十分ではない人の手続きや身上監護を行うといった支援をする専門職と言えます。

このように、業務内容は多岐に渡り、どの分野で活躍したいかは、勉強しながら決めていくといいでしょう。

【ソーシャルワーカーのタイムスケジュール一例】
どんな業務をこなしているのか、具体的に実際のソーシャルワーカーの一日のタイムスケジュールを見てみましょう。

8:30 出社。今日の訪問先などのスケジュール確認など
9:00 デイサービスの利用を希望している人の自宅に訪問し、利用者本人の状況や家族と話をし、サービスのスタート時期などを調整
10:30 施設へ戻り、電話での相談や問い合わせ対応。
12:00 昼休憩
13:00 市役所で関係各所との打ち合わせ
15:00 施設入所を希望する人の自宅へ訪問
16:00 施設へ戻り、福祉事務所に提出する書類の作成などの事務作業
18:00 帰社



社会福祉士の仕事は、個々の内容によって臨機応変な対応が必要です。

また、勤務先によっては夜勤で電話相談を受け付けている場合もあります。

◆社会福祉士の仕事に向いている人
次に、社会福祉士の仕事に向いている人の特徴を見ていきましょう。

社会福祉士は、困っている人の相談に乗るのが仕事で、施設の利用者や相談してくる人は年代も生活環境もさまざまです。

どんな人からも話を聞くことができる人に向いていると言えます。

また、相談者は何かに困っているため、相手の立場に立って考えることができる人にも向いているでしょう。

相談者の生活を支援し悩みを解決するため、人から感謝されることもあります。

誰かの役に立つ仕事がしたいという人や、社会貢献度の高い仕事をしたいという人にぴったりです。

社会福祉士の年収と収入アップの方法

お金と人

仕事内容がわかったところで、ここでは社会福祉士の収入について詳しく見ていきましょう。

地域や勤務先によって異なりますが、おおよその平均金額がわかります。
参考にしてみてくださいね。

◆収入
【初任給】
月給17万円~20万円前後

【年代別の平均収入(月給)】
20代:17万円~22万円前後
30代:23万円~27万円前後
40代:28万円~34万円前後
50代:35万円~40万円前後

このように年代別に見てみると、経験が上がるにつれて収入は上がっていく傾向です。

幅広いジャンルがある社会福祉士の仕事は、勤務先によっても収入が異なります。

次に、勤務先別に見てみましょう。

【勤務先別の平均収入(月給)】
病院:30万円前後
公的機関:36万円前後
※児童相談所や福祉事務所、市役所など
民間の福祉施設:23万円前後
 ※児童養護施設、障害福祉センター、特別養護老人ホームなど
社会福祉協議会:35万円前後

◆収入アップの方法
社会福祉士の平均的な給与をご紹介してきましたが、一般的には低めと言われています。

社会貢献度も高くやりがいもある仕事ですが、よりモチベーションを上げるためにも、もう少し収入をアップさせたいですよね。

ここでは収入をアップさせる方法をご紹介します。

・社会福祉士の資格を取得する
社会福祉士は名称独占の資格です。

資格がなくても同じ業務はできますが「社会福祉士」と名乗ることはできません。

資格を取得することで業務の幅も広がり、勤務先によっては資格手当をもらうことができます。

・上の役職を目指す
収入を上げるためには、さらに上の役職を目指す方法があります。

役職や管理職へステップアップするために資格取得が義務づけられている勤務先もあるため、やはり資格取得は収入アップのために不可欠です。

勤務先が病院や医療機関などの場合は役員報酬などももらうことができ、高収入を目指すこともできます。

・ダブルワークをする
前述の法廷成年後見人としての仕事は、ほかの仕事と掛け持ちで仕事を請け負うことも可能で、現職の休日を利用して副業のように仕事をしている人もいます。

ただし、ダブルワークは職場の許可が必要です。

・独立する
社会福祉士としての仕事をするには、どこかの施設などに勤務するばかりではありません。

自分で開業して活動する、独立型の社会福祉士という方法もあります。

その場合は株式会社やNPO法人といった形態がありますが、6割近くが個人事務所です。

組織に縛られることなくさまざまな人を支援することができます。

しかし個人や事務所などと契約して支援相談を行うため、豊富な経験はもちろん、人脈や営業活動も必要です。

仕事が軌道に乗れば高収入が得られる可能性もあります。

社会福祉士の資格を取るには

資格の勉強をする女性

社会福祉士の仕事内容や収入について、理解できたのではないでしょうか。

ここでは、社会福祉士の資格について、受験資格や試験の内容について解説していきましょう。

国家試験は年に1回、2月に実施され、試験の形式は筆記試験になります。

次に、受験資格を見ていきましょう。

【受験資格】
社会福祉士国家資格を受験するためには、一定の条件を満たす必要があります。

・福祉系の4年制大学の場合
指定科目を履修している。
もしくは基礎科目を履修し、短期養成施設などへ6ヵ月以上通う。

・福祉系の3年制の短大の場合
指定科目を履修し、相談援助の実務経験が1年ある。
もしくは基礎科目を履修し、相談援助の実務経験を1年、短期養成施設などへ6ヵ月以上通う。

・福祉系の2年制の短大の場合
福祉系の2年制の短大で指定科目を履修し、相談援助の実務経験が2年ある。
もしくは基礎科目を履修し、相談援助の実務経験を2年、短期養成施設などへ6ヵ月以上通う。

・福祉系以外の4年制大学の場合
大学卒業後、一般養成施設などへ1年以上通う。

・福祉系以外の3年制の短大の場合
短大卒業後、相談援助の実務経験を1年、一般養成施設などへ1年以上通う。

・福祉系以外の2年制の短大の場合
短大卒業後、相談援助の実務経験を2年、一般養成施設などへ1年以上通う。

・高校卒業の場合
相談援助の実務経験を4年、一般養成施設などへ1年以上通う。

福祉系の大学で指定科目を履修していた人は、比較的早く受験資格を得ることができますが、福祉系以外の大学や短大、大学を卒業していない人は、実務経験や1年以上の一般養成施設へ通うことが必要です。

あなたの学歴と合わせて、受験資格を得るための方法をご検討ください。

【試験科目】
試験科目は次の19科目あります。

1.人体の構造と機能及び疾病
2.心理学理論と心理的支援
3.社会理論と社会システム
4.現代社会と福祉
5.社会調査の基礎
6.相談援助の基盤と専門職
7.相談援助の理論と方法
8.地域福祉の理論と方法
9.福祉行財政と福祉計画
10.福祉サービスの組織と経営
11.社会保障
12.高齢者に対する支援と介護保険制度
13.障害者に対する支援と障害者自立支援制度
14.児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
15.低所得者に対する支援と生活保護制度
16.保健医療サービス
17.就労支援サービス
18権利擁護と成年後見制度
19.更生保護制度

試験時間は午前と午後にわかれており、合計4時間で行われます。

【難易度】
社会福祉士試験の合格率は約30%と低く、非常に難関な国家試験であると言えます。
合格するには総得点の60%程度が必要です。

【受験費用】
国家資格を受験するためには、手数料などの費用が必要です。

受験手数料
1万5440円

登録免許税(収入印紙)
1万5000円
※国家資格取得後の新規登録のため

登録手数料
4050円

【勉強方法】
合格率は約30%と低く、年に一度しか試験が実施されないため、落ちた時の影響は大きいですよね。

ここでは、難関試験を乗り越えて国家資格を取得するための勉強法をご紹介します。

・独学で学ぶ
まずは、自分でテキストなどを購入して学ぶ方法があります。

スクールに通うよりも費用は安く、自分の好きな時間に勉強することが可能です。

逆を言えばさぼることも可能なため、目標に向かって自己管理ができる人におすすめしたい勉強法と言えます。

科目数が多いため、いきなり難しい科目から始めてしまうとモチベーションを保つことが難しくなるかもしれません。

そこでまずは全科目がバランスよくまとめられたテキストからスタートすることをおすすめします。

そこで基本的な知識を学んでから、過去問や問題集を解いていきましょう。

得意科目、不得意科目が出てくれば、苦手な科目を重点的に勉強していってください。

・スクールへ通って学ぶ
スクールと言っても試験の直前に実施される試験対策講座や、数か月の期間通う講座などさまざまあります。

試験直前の講座は、それまでにある程度の勉強してきた上での対策です。

また数ヶ月かけて通う講座はカリキュラムがあり、通学や通信のどちらもあります。

通学講座では、テキストなどを用いてカリキュラムに沿って学ぶことが可能です。

直接授業を受けることができるため、わからないことはその都度質問することができ、同じ講座を受講している仲間と一緒に頑張ることでモチベーションを保つこともできます。

ただし、講座の日時が決められており、受講費用が高く、通学のための交通費もかかるというデメリットもあると心得ておきましょう。

・通信講座で学ぶ
通信講座では自宅に送られてくるテキストを用いて学びます。

通学に比べて受講費用を安くおさえることができ、交通費などの負担もありません。

通う必要がないため、自分の好きな時間に勉強することができます。

デメリットとしては、添削で解説してもらえますが、すぐに質問に対する回答が得られずタイムラグが発生してしまうことです。

また、独学で学ぶのと同様、基本的には一人で勉強するためモチベーションを維持することが重要になります。

独学や通信講座で学ぶ方法は、自己管理できる人におすすめです。

それぞれメリットとデメリットがあるため、自分に合う方法で勉強してくださいね。

・模試を受けてみる
独学であれスクールであれ、試験に向けての勉強が進めば、試験の前に模試を受けてみるのもおすすめです。

模試を受けることで自分の現在のレベルや苦手な科目がわかります。

得意だと思っていた科目も、意外と見落としているポイントがわかったりすることもあるでしょう。

また本番の試験と同じ流れを体験できるため、有利になります。

模試は秋ごろに実施されていることが多いため、試験前に受けてみることを検討してみてもいいでしょう。

●社会福祉主事との違い
社会福祉士は国家資格になりますが、社会福祉主事は任用資格というものにあたり、国家試験ではなく公務員試験です。

業務内容に大きな違いはありませんが、勤務先が社会福祉士の方がより広範囲と言えるでしょう。

社会福祉主事の資格を取得している人が、より専門性を高めるためやキャリアアップのために社会福祉士の資格を目指す場合もあります。

困っている人の相談に乗り、その生活を支える社会福祉士の資格を取得を検討してみてはいかがでしょうか。

40代から社会福祉士を目指す!未経験転職を成功させるには

40代未経験からの社会福祉士への道

社会福祉士の仕事内容や働くうえでの待遇がわかったところで、ここからは、40代が社会福祉士への転職を成功させる方法を見ていきましょう。

◆40代未経験から社会福祉士になるには、社会福祉士の国家資格取得が必須
国家資格がなくても社会福祉士と同じような業務には携われますが、資格がないと、自らを社会福祉士と名乗って仕事をすすめることはできません。

社会福祉士の国家資格を持っている事実は、その人が高齢者や障がい者、児童、家庭など幅広い分野への福祉の専門知識があることを、客観的に証明してくれます。

このため、介護・福祉分野での経験の有無を問わず、社会福祉士の国家資格を持っていることが、40代で社会福祉士をめざす人の大きな武器となるのです。

40代未経験から社会福祉士への転職成功をめざすなら、まずは後述する受験資格を満たし、社会福祉士の国家資格を取得しましょう。

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《まずは介護・福祉の現場を経験し、資格試験を受けるルートが一般的》
勤務先や支援対象にもよりますが、地域の高齢者や障がい者を支援するような社会福祉事務所や事業所に勤務する場合、高齢者・障がい者介護の知識は必要になります。

また社会福祉士の国家資格は、高齢者や障がい者介護の現場で働く介護福祉士やケアマネージャーが、ステップアップとして受ける資格の代表格でもあるのです。

このため、40代から社会福祉士をめざす場合も、まずは高齢者や障がい者が利用する事業所や介護・支援施設で勤務してから、資格試験を受けるケースが多くなっています。

過去に介護・福祉の現場や、介護業界で勤務した経験がない40代なら、まずは自身が専門としたい分野で介護や支援を行う事業所に転職し、資格取得をめざすのがおすすめです。

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◆40代での社会福祉士転職における、2つの注意点
《公務員として、行政機関への転職をめざす場合は年齢制限に注意》
勤務先として、自治体や行政が運営する社会福祉事務所や介護事業所なども含まれる社会福祉士への転職は、公務員への転職成功につながる可能性も秘めています。

ただし、行政や自治体が募集する「公務員としての社会福祉士」には、それぞれの運営団体が定める年齢制限がかけられているケースも少なくありません。

このため「手に職をつけて安定した公務員になりたい」という理由から社会福祉士をめざす場合、せっかく国家資格を取得しても、年齢制限で希望が叶わなくなる恐れがあります。

40代未経験から公務員としての社会福祉士をめざす場合は、必ず事前に応募先の年齢制限について調べておき、資格取得と転職成功に向けて計画的に動いてください。

なお、民間企業や独立社会福祉事務所、NPO法人や学校法人などへ社会福祉士として転職した場合の給与も、公務員とあまり変わりませんので、転職を検討してみましょう。

《社会福祉士という職種と、実際の仕事内容へのギャップに注意》
前項でも述べてきたように社会福祉士の仕事内容は幅広いため、その支援対象や勤務先が得意とする分野によって、大きく変わってきます。

このため、社会福祉士の求人に対して求職者が抱くイメージと、採用側が実際に従事してほしい業務内容との間に、以下のようなズレが起こることも少なくないのです。

《社会福祉士への転職で生じやすい、ズレの具体例》
・求職者は「母子家庭や子どもの支援」をしたくて社会福祉士をめざしたのに、地域には「高齢者や障がい者支援」をメインに行う求人しかない

・採用側は「高齢者や障がい者支援の現場」で働く社会福祉士を求めているが、応募者のほとんどは「事務処理をメインとした業務」に従事したい社会福祉士である   など



40代で社会福祉士をめざすなら、自身がめざす社会福祉士としての仕事に従事できるよう、あらかじめ転職したい企業や団体を具体的に想定しておきましょう。

めざす社会福祉士像を明確にし、そこから逆算して必要なものを身に付けてください。

そうすることで、国家資格を取得し想定していた求人に実際に応募するときには、あなた自身が応募先にとって魅力的な人材に成長できているでしょう。

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ネットで介護福祉士の求人を探す女性

40代未経験の状態から、社会福祉士への転職をする決意は、固まりましたか?

ここからは、社会福祉士をめざすことを決めた40代にぜひ利用してほしい求人・転職サイトとエージェントを、全部で9つご紹介します。

40代でのスムーズな転職活動は、以下に効率的にたくさんの求人に出会えるかがカギです。

以下を確認して、あなたの性格や状況にあった求人・転職サイトをいくつかピックアップして、活用してくださいね。

◆40代&介護求人に強い求人・転職サイト5つ
自身で条件に合う求人を探したり、経歴を登録してスカウトなどを受けられる求人・転職サイトのうち、40代と介護業界に強い4サイトを厳選しました。

FROM40 アラフォー以上歓迎求人に特化した、求人・転職サイト。
介護業界での経験の有無や、雇用形態にかかわらず、さまざまな介護系求人が掲載されている。まずは登録&チェックしておくべし。
FROM40スカウト FROM40の姉妹サイトで、アラフォー以上向けのスカウト型転職サイト。
自身の経歴を登録しておくことで、企業担当者から直接スカウトが受けられるシステム。介護業界での実務経験がある人におすすめ。
介護求人ナビ 介護・福祉・医療業界の求人・転職サイト。
介護現場職員をはじめ幅広い職種・勤務地の求人を検索できる他、社会福祉士の資格からも求人の絞り込みが可能。
カイゴジョブ 求職者がイキイキと働けるよう貢献したいとの目標のもと、介護業界に特化した求人を扱う転職サイト。勤務地からの転職がしやすく、ハローワーク求人検索と連動している。


◆社会福祉士を含む、求人の紹介を受けられる転職エージェント4つ
転職先を探すには、自身で条件を絞り込んで検索する以外にも、あなたの経歴や考え方にあった求人をエージェントに紹介してもらう、という方法もあります。

以下には、社会福祉士を含む求人紹介や、転職にあたっての書類作成や面接対策などの支援も受けられる、介護業界に強い転職エージェントを4つ厳選しました。

かいご畑 介護業界での転職エージェントの業態に特化した、転職サイト。無資格・業界未経験でも介護求人を紹介してもらえる。社会福祉士の求人も豊富。
MC-介護のお仕事 介護業界の求人が検索できる他、希望者に対しては非公開求人の紹介というエージェント機能も併せ持つ転職サイト。単発・短期のスポット求人の募集も見られる。
クリックジョブ介護 非公開求人紹介のエージェント機能と、細かな条件からの求人検索の両方ができる介護業界に特化した転職サイト。
マイナビ介護職 転職後のキャリアプランや、面接では聞きづらい職場環境などをキャリアアドバイザーに相談しながら介護業界への転職活動を進められるサイト。
勤務地別に求人の閲覧も可。


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40代未経験でもヘルパーになれる!必要資格と利用すべき7サイト

まとめ

高齢化社会が進み続ける現代において、高齢者のサポートを含めた社会福祉士の仕事は今後もますます需要が高まっていくでしょう。

またDVや虐待といった事件も多数起きている現状から、児童相談所や女性の支援施設での業務も増えていく可能性があります。

働き方やライフスタイルも多様化していく社会の中で、福祉という面からもより多様な支援が必要になってくるでしょう。

今ある相談に応えることはもちろん、新たな事業展開も必要になっていきます。

老若男女問わず、誰もが幸せに暮らせる社会にするために、その人がその人らしく過ごすために、社会福祉士の活躍は期待されているのではないでしょうか。

40代から無資格でチャレンジするには勇気が要りますが、それまでの人生経験も活かせる仕事です。

ぜひ転職の選択肢の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか。

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